MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

「差別化するストーリー」の描き方(高橋宜行)

先週読んだ『「差別化するストーリー」の描き方』(高橋宜行)。

 博報堂で30年以上勤めた著者。ビジネスストーリーをどう描くか、様々な著名商品を取り上げ、商品開発の着眼~コンセプト~消費者への提供(誰に何をどう世の中に登場させるか)をストーリーにして紹介している。

 仕事でも勉強(特にケーススタディ)でも、頑張るほどに頭が凝り固まってきている自覚があるので、ちょっとでも柔軟な考え方(着想)を身に付けたいもんだなと思って読んでみた。

 著者によると、コンセプトの基本は、
現状認識する(企業のフィールド)+時代を洞察する(時代のフィールド)→閃き(発想する)→コンセプト(言葉化する)

 この流れを有名事例を使ってストーリーにすると、それぞれの商品開発ストーリーに「なるほど」感があります。

 創造は、五感で考える。発見は現場での感動体験。「観(みる)・感(かんじる)・勘(ひらめく)」 。だからオリジナル。
 プロでも簡単でないのね。

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