MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

エリアマーケティングの実際(米田清紀)

マーケティングの基本勉強 第6弾『エリアマーケティングの実際』(米田清紀)。

 タイトルのとおり、マーケティングを地域市場の観点から書かれています。
 実務家らしく、具体的な内容です。
 「へぇ~、こんな風に分析するんだ」と、知らない世界を垣間見ました。

 一方、一般的なマーケティングの説明箇所は、さすがに基本書 第6弾ともなると、かなり重複してきています。切り口を変えても大事なところは変わらないということですね。

(気になったところの一例…7つのエリア分析法より)
①特化係数分析…どこに自社の傾向が強いかを見極める
 例えば、エリア別/商品別の売上構成比を指数化して、「どのエリアで何が売れて、何が売れていないのか」をレーダーチャート化して特徴を比較する。
 
②問題発見分析…個別市場の問題点を発見する
 ①と同様のやり方で、6~15の指標(例えば、エリアごとのシェア、昨対販売額、自社取扱い店率、棚面確保率、1店あたり売上高、新規開拓店率など)を指数化して、強み・弱みを発見する方法(これもレーダーチャートが分かりやすい)。
 
 →ともに、エリアごとの特徴をとらえて、次の一手を考えるために活用されます。いずれにしても、一度試しに作ってみないと、知識として定着しないな…(^-^;

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