MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

なぜ会社は変われないのか(柴田昌治)

『なぜ会社は変われないのか』(柴田昌治)を読みました。柴田さんの書籍は、『考え抜く社員を増やせ』、『なぜ社員はやる気をなくしているのか』に続く3冊目です。

この本も人間の思考パターンに着目。「責任のあいまいさ」を払拭することがカギですね。本文中には、衆知を集めて一人で決める。周りを巻き込むには、周りの意見を聞くことが大事だが、決める人は一人。合議は、誰も心の底から責任を感じていない、とあります。

私は、部下に考え決めさせて、上司がその判断をチェック(承認または改善指導)する流れを大事にしています。自分で決めて、自分で責任を感じながら仕事を完遂することの積み重ねが組織の成果と個人の成長につながるのではないかと思います。

 

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