『すぐやる!すぐやめる!技術』(平本あきお)
コーチングを教えていただいた、平本あきおさんの著書です。多数の著書を出されていますが、本書は、楽しみながら続けられ、無理したり我慢しなくても、結果を手に入れられる、そのための「すぐやる!すぐやめる!技術」。「行動を起こす」ことにフォーカスしてまとめられています。
(印象に残ったところ‥本書より)
〇悪循環を断ち切るために
低いハードルを設定 ⇒ 跳べて達成できる ⇒ 気分が良くなる ⇒ もっとたくさん跳びたくなる ⇒ 跳べて自信がつく ⇒自分を好きになる ⇒ もっとチャレンジしたくなる ⇒ 自然にハードルが高くなる ⇒ より高い目標が達成できる
〇「やりたい行動」が始められない・続かない理由
①望む結果を実感できていない
②行動自体が苦痛
〇「やめたい行動」がやめられない理由
①イヤな結末を実感できていない
②行動自体が「快」なこと(快感、心地いい、気持ちいい、楽しい、嬉しい、安らぎ、安心、ワクワク、おいしいなど)
〇先延ばし撃退方法
①「やりたい行動」「やめたい行動」の結末をありありと実感する
②「やりたい行動と快」「やめたい行動と苦痛」を、同時進行で結び付ける
〇先延ばし撃退ステップ
①先延ばしを根こそぎリストアップする
②それは本当に必要なこと?
③心理的な抵抗は?
④機械的に時間を決めて即実行
⑤行動を習慣化する
⑥切ることの優先順位を上げる
〇先延ばしを根こそぎリストアップする
・先延ばししているなと思っていることを根こそぎリストアップ
・書き出すコツは、付箋1枚に一つずつ書くこと
〇それは本当に必要なこと?(リストから削除)
・自分にとってどんな意味があるか?から発想
(なぜ、なんのために?が明確だからこそ先延ばしを撃退できる)
・世間の常識の前に自分のスタイルは?
・今何が大事?の優先順位をつける
・優先順位が高いものができないうちは、低いものに手を付けない
〇心理的な抵抗は?
・頭では「やりたい・やらなきゃ」と分かっていても、身体や感情が苦痛と結びついている
・苦痛の中身が分かれば苦痛を避ける形の解決策を考えられる
・完璧主義をやめる‥①完璧にできないからやらない、②完璧に準備できていないからやらない
・とにかく始めるために大事なのは、できるだけ目標のレベルを下げること
・大事なのはまずスタートさせること。途中でも細切れでもなんでもいい。少なくとも始めることに抵抗がなくなれば成功。
〇機械的に時間を決めて即実行
・時間が出来たらやるではなく、あらかじめ時間を確保してやる
・時間を決めてしまえば、自分にも相手にもそれが当たり前になる
・休みも仕事と同じように機械的に取ってしまえば、つい取り忘れることはない
・「わかっちゃいるけど、はじめられない(やめられない)」のは、「わかる」と「やる」の間に「なんかイヤだな」という心理的抵抗があるから
・自分へのアポをいれることで、必須事項として重要度を上げる
・考えや作業が煮詰まったら、とにかく体を動かして場所を変えてみる
〇行動を習慣化する
・セット‥自分の内側、つまり心の状態を整えること。気持ちよくその行動ができる心の状態をつくる。
・セッティング‥自分の外側にある状況、つまりその行動を気持ちよくできる環境設定
・1人より2人。相手がOKなら協力を得よう
・やらない(先延ばし)と苦痛を結び付ける‥ずっとやらなかったらどうなるかを、ありありと想像する。身体・感情れべるで「苦痛」と結びついたら駆らなず止められる。
・過去の快、未来の快と結びつける。同時進行で快と結びつける(運動している最中以外甘いものを食べないなど)
・達成度が見える物差し(結果の目盛)をつくる
・目盛が上がる行動(行動の目盛)を考える
〇思い切って捨てる
・本当に必要なときに必要なことが訪れる。そのときを待つのも一つの手。
「何かをやりたいができない」「何かをやめたいけどやめられない」というのは、日常、よくあることであり、コーチングのテーマとしても時々相談を受けることがあります。そんなときに、参照したくなる具体的なヒントがたくさん詰まっている、実践的な内容でした。まとめには書けませんでしたが、イヤなことをやめるショック療法的なイメージが頭から抜けません・・
すぐやる!すぐやめる!技術 ― 「先延ばし」と「プチ挫折」を100%撃退するメンタルトレーニング
- 作者: 平本あきお
- 出版社/メーカー: こう書房
- 発売日: 2008/09/17
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