『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』(本田晃一)
はしゃぎながら夢をかなえる道も、苦労しないとかなえられない道も自分で選べる。本書は、「やりたい!」と思えることを見つけたら、誰が反対しようとやったほうがいい。どちらを選ぶか迷ったときは「自分がはしゃいだ気持ち」になれるほうを選ぶ。そんな気持ちになったときが、運命の扉が開きかかっている合図だということ。そのために、普段から心がけておくことについてまとめられた一冊です。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯セルフイメージを高める
・「ない」にフォーカスするのではなく、「ある」にフォーカスする。
・「ない」に意識を注ぐと、「ない」前提で夢がかない、「ある」に意識を注ぐと、「ある」前提で夢がかなう。
◯「高めて何をしたいか」にフォーカスする
・「セルフイメージを高める」のではなく、「高めて何をしたいのか?」「何を感じたいのか?」にフォーカスする。
◯ダメな自分も最高!(笑い話に昇華する)
・「人は長所で尊敬され、短所で愛される」(ひすいこうたろう)
・今の自分→困難じゃダメだ!→違う自分になろうとする→苦しみの道
・今の自分→ダメな自分最高!→周りの人も認めてくれる→楽しくうまくいく道
◯受け取れる人になるとチャンスがやってくる
・自分を褒める(認める)→すると人のことも褒める(認める)ようになる→すると人からも褒められる(認められる)
・褒めた人の10人に1人は褒め返してくれる。すかさず「ありがとう」と受け取る練習をしよう。
◯フィルターの後ろ側を見る
・悲しみ←大切だから
・怒り←守りたい、こうあってほしい
・嫉妬←自分もそうなりたい
・批判←良くなって欲しい
・イライラ←こうしたい
・やる気のなさ←やる気になり始めている
・落ち込み←上向きに行きたい
◯自分のものさしに気づく
・自分と違うものさしを持つ他人と出会ったら、「単に部活が違うだけなんだ」と思うようにすれば、違う価値観を受け入れられるようになる。
◯夢に近づく「喜びの流れ」の法則
・自分を喜ばせる→自分の喜ばせ方がわかる→人の喜ばせ方がわかる→その方法をいろんな人に伝える→「喜びの流れ」が変わる→(神様が?)次のステージに上げてくれる。
◯自己紹介は「そもそも掘り」
・「そもそもどうして?」「そうなったのはそもそもなぜ?」「それはどうして?」と「そもそも掘り」をしていくと、「おおっ!」というダイヤモンドの原石が出てくる。
・魅力的な伝え方のコツは視覚・聴覚などの五感に訴えること。
◯相手の「喜びフォルダーを開ける」
①そもそもの動機、行動の原点を聞く
→「今、何をされているんですか?」「なぜそれをされているんですか?」
②それが広がっていったときのビジョンを聞く
→「それが広がるとどうなりますか?」
③そのビジョンを叶えるために、どんなことをしてきたのか聞く
→「そのために、今までどんなことをしましたか?」
◯交渉は楽しく
①バラの花束を贈る
→一緒に問題を解決する仲間だという意思表示
②「どうしましょう?」
→対立するのではなく、問題を共有する
③「あーそっかー!」「だからこそ!」
→一度相手に共感してから切り返す
◯行動すると「自分の先生」が見つかる
・行動していくと、様々な壁に突き当たる。この壁がいい!壁を通じて、自分は今何がわからなくて、何を経験したらいいのかがわかってくる。
・「わからないこと」がわかってくると、誰が先生なのかがわかる。人生はカンニングし放題。
・魔法の質問「どうやったらあなたのようになれますか?」
読んでいて、著者が楽しみながら執筆されているんだろうなあというイメージが湧いてくる、楽しい一冊。夢の叶え方なんていろいろ、どうせ叶えるなら楽しく叶えましょう!というスタンスで、それおもしろそう!という発想のアイデアが散りばめられています。表紙のイメージとマッチしている気がします。