MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法(本田晃一)

『はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法』(本田晃一)

 はしゃぎながら夢をかなえる道も、苦労しないとかなえられない道も自分で選べる。本書は、「やりたい!」と思えることを見つけたら、誰が反対しようとやったほうがいい。どちらを選ぶか迷ったときは「自分がはしゃいだ気持ち」になれるほうを選ぶ。そんな気持ちになったときが、運命の扉が開きかかっている合図だということ。そのために、普段から心がけておくことについてまとめられた一冊です。

 

(印象に残ったところ・・本書より)

◯セルフイメージを高める

・「ない」にフォーカスするのではなく、「ある」にフォーカスする。

・「ない」に意識を注ぐと、「ない」前提で夢がかない、「ある」に意識を注ぐと、「ある」前提で夢がかなう。

 

◯「高めて何をしたいか」にフォーカスする

・「セルフイメージを高める」のではなく、「高めて何をしたいのか?」「何を感じたいのか?」にフォーカスする。

 

◯ダメな自分も最高!(笑い話に昇華する)

・「人は長所で尊敬され、短所で愛される」(ひすいこうたろう)

・今の自分→困難じゃダメだ!→違う自分になろうとする→苦しみの道

・今の自分→ダメな自分最高!→周りの人も認めてくれる→楽しくうまくいく道

 

◯受け取れる人になるとチャンスがやってくる

・自分を褒める(認める)→すると人のことも褒める(認める)ようになる→すると人からも褒められる(認められる)

・褒めた人の10人に1人は褒め返してくれる。すかさず「ありがとう」と受け取る練習をしよう。

 

◯フィルターの後ろ側を見る

・悲しみ←大切だから

・怒り←守りたい、こうあってほしい

・嫉妬←自分もそうなりたい

・批判←良くなって欲しい

・イライラ←こうしたい

・やる気のなさ←やる気になり始めている

・落ち込み←上向きに行きたい

 

◯自分のものさしに気づく

・自分と違うものさしを持つ他人と出会ったら、「単に部活が違うだけなんだ」と思うようにすれば、違う価値観を受け入れられるようになる。

 

◯夢に近づく「喜びの流れ」の法則

・自分を喜ばせる→自分の喜ばせ方がわかる→人の喜ばせ方がわかる→その方法をいろんな人に伝える→「喜びの流れ」が変わる→(神様が?)次のステージに上げてくれる。

 

◯自己紹介は「そもそも掘り」

・「そもそもどうして?」「そうなったのはそもそもなぜ?」「それはどうして?」と「そもそも掘り」をしていくと、「おおっ!」というダイヤモンドの原石が出てくる。

・魅力的な伝え方のコツは視覚・聴覚などの五感に訴えること。

 

◯相手の「喜びフォルダーを開ける」

①そもそもの動機、行動の原点を聞く

→「今、何をされているんですか?」「なぜそれをされているんですか?」

②それが広がっていったときのビジョンを聞く

→「それが広がるとどうなりますか?」

③そのビジョンを叶えるために、どんなことをしてきたのか聞く

→「そのために、今までどんなことをしましたか?」

 

◯交渉は楽しく

①バラの花束を贈る

→一緒に問題を解決する仲間だという意思表示

②「どうしましょう?」

→対立するのではなく、問題を共有する

③「あーそっかー!」「だからこそ!」

→一度相手に共感してから切り返す

 

◯行動すると「自分の先生」が見つかる

・行動していくと、様々な壁に突き当たる。この壁がいい!壁を通じて、自分は今何がわからなくて、何を経験したらいいのかがわかってくる。

・「わからないこと」がわかってくると、誰が先生なのかがわかる。人生はカンニングし放題。

・魔法の質問「どうやったらあなたのようになれますか?」

 

 読んでいて、著者が楽しみながら執筆されているんだろうなあというイメージが湧いてくる、楽しい一冊。夢の叶え方なんていろいろ、どうせ叶えるなら楽しく叶えましょう!というスタンスで、それおもしろそう!という発想のアイデアが散りばめられています。表紙のイメージとマッチしている気がします。

はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法

はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法

 

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