『夢をかなえるゾウ』(水野敬也)(◯)<2回目>
毎日の実践ワークとして取り入れたい一冊。かなり久しぶりに読み返してみましたが、初回以上に良書だと感じました。初回に読んだ頃は、まだコーチングを学ぶずっと以前のこと。コーチング、生き方、習慣化など、その後の学びを経て感じたことは、「意識をどこに向けるか」「どんな行動を積み重ねるか」ということの大切さ。「未来と自分は変えれる」というよりか「未来と自分は作り出せる」と感じるこの頃。本書は「何を積み重ねるのか」という点について良い視点を与えてくださっています。そして、それを読みやすく物語にしているのが最も優れた点かもしれません。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯「本書の使い方」より
・今日からあなたには、ガネーシャから出題される課題を、毎日一つずつ実行してもらうことになります。ガネーシャの課題は必ず「一日」で実行できるものになっています。
・これらの課題は、ガネーシャの言う通り、それほど難しいものではありません。しかし、あなたの人生を大きく変えるほどの効果を持つものです。あなたの夢や目標を実現するための能力を身につけることができるでしょう。
・これらの課題の中には一見「そんなことをして何の意味があるのだろう?」と疑問に思うようなものがあるかもしれません。単なる迷信か、非科学的な内容だと断じられるものもあるかもしれません。
・しかし必ず実行してください。
・これらの課題はガネーシャの言うとおり、過去に大きな仕事を残した偉大な人たちが通過した課題でもあります。実行し、その効果を実感してください。
◯ガネーシャが与え課題
①靴を磨く
⇨イチロー選手はグラブを磨く。
②コンビニでお釣りを募金する
⇨ロックフェラーは収入の1割を寄付する。
③食事を腹八分におさえる
⇨「一切の疾病は宿食を本とす」(釈迦)
④人が欲しがっているものを先取りする
⇨フォードのT型フォード。
⑤会った人を笑わせる
⇨サウスウエスト航空のハーブ・ケレハーの同業者対応
⑥トイレ掃除をする
⇨松下幸之助さんのトイレ掃除、本田宗一郎さんのトイレを工場の真ん中に配置
⑦まっすぐ帰宅する
⇨スティーブン・キングの執筆時間確保
⑧その日頑張れた自分をホメる
⇨手塚治虫さんは、ベッドの上でも漫画を描いていた
⑨一日何かをやめてみる
⇨カーネル・サンダースはカフェをやめてフライドチキンに特化した
⑩決めたことを続けるための環境を作る
⇨読書付きのリンカーンの引用術
⑪毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
⇨シャネルは女性が動きやすいスーツやパンツを履くスタイルを作った。
⑫自分が一番得意なことを人に聞く
⇨一時期野球に転向したマイケル・ジョーダン
⑬自分の苦手なことを人に聞く
⇨リチャード・ブランソンの文字を読むのが苦手という短所を支える長所
⑭夢を楽しく想像する
⇨ノエル・ゴダンの有名人にパイ投げをする
(以下、事例略)
⑮運が良いと口に出して言う
⑯ただでもらう
⑰明日の準備をする
⑱身近にいる一番大事な人を喜ばせる
⑲誰かの一番いいところを見つけてホメる
⑳人の長所を盗む
㉑求人情報誌を見る
㉒お参りに行く
㉓人気店に入り、人気の理由を観察する
㉔プレゼントをして驚かせる
㉕やらずに後悔していることを今日から始める
㉖サービスとして夢を語る
㉗人の成功をサポートする
㉘応募する
㉙感謝する
とにかく、29日間「夢をかなえるワーク」をやりたいなぁって思ったのが、読み終わってからの感想です。1日1個ずつ。こういうのは、一人でやるよりも、メンバーを募って一緒にやると楽しそうです。