『ぼくに7つの習慣を教えてよ!』(フランクリン・コヴィー・ジャパン編)
過去2回読んだ、名著『7つの習慣』。良いこと書いてあるけど、ちょっと読みにくいなぁという印象を持っていました。最近は、マンガ本が流行っており、あれもこれもマンガとなり、『7つの習慣』も例外ではありません。
確かにマンガはとっつきやすいけど、何となく買う気にならない・・。と思っていたある昼休み、書店の教育コーナーをプラプラしていた時に、本書を発見。子供向きなら分かりやすいかも!しかも、子供向きに『7つの習慣』がどのように解説されているのかも興味ある!ということで買ってみました。
本書は、先生が子供に向けて教える授業スタイルで書かれています。例示は分かりやすいですが、用語や解説は子供が一人で読むには難しいかなと思うので、帯に書かれているように親が子供に解説しながら教えるための本と考えて良いと思います(読者ターゲットは、『7つの習慣』を読んだことがある親ですね)。
それにしても、子供の頃から、7つの習慣が身に付いたら、素晴らしいだろうな・・と思います。
(ポイント‥本書より)
〇7つの習慣
①自分で考えて行動する。自分に責任を持つ
主体的とは、刺激⇒反応の間にスペースをあける(一呼吸おいて落ち着いて)。
自分がコントロールできることに集中する。
・松井秀喜:「スランプになったのはジブンの責任。だから自分でかえてゆける」
・イチロー:「他の選手の成績は全く気にしない。自分のコントロール外だから」
②ゴールを決めてから始める。何が大切かを考える。
設計図やレシピは大事。一度、叶えたい100の夢を書き出してみよう。
③大事なことから今すぐに。自分の約束を守る。
「やるべきこと」と「やりたいこと」を分けて考える。
④Win-Winを考える。みんながハッピー。
まずは、相手のことを考える。
信頼を貯金する。そのためには、①小さな親切、②困っているときに助けてあげる、③悪口を言わず陰で褒める、④自分が間違っているときは素直に謝る。
お互いを高め合うために競争する。
過去の自分と競争する。
⑤わかってあげてから、分かってもらう。お互いに分かり合う。
「聴く」=「耳」+「目」+「心」。
⑥力を合わせる。みんなんで考えたほうがうまくいく。
1+1を3以上にする(相乗効果)。
1+1=2(協力)
1+1=1.5(妥協)
1+1=1以下(敵対)
⑦自分を磨く。成長し続ける。
頭、心、体、人間関係を磨く
ちなみに、通常の『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)で書かれている7つは、次の通りです。
①主体性を発揮する「自己責任の原則」
②目的を持って始める「自己リーダーシップの原則」
③重要事項を優先する「自己管理の原則」
④Win-Winを考える「人間関係におけるリーダーシップの原則」
⑤理解してから理解される「感情移入のコミュニケーションの原則」
⑥相乗効果を発揮する「創造的な協力の原則」
⑦刃を研ぐ「バランスのとれた自己再新再生の原則」
やっぱり、タイトルの付け方からして子供向けは分かりやすい。大人向けのほうももう一度読み直してみるか!