MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

心の野球(桑田真澄)<教養>

 『心の野球』(桑田真澄)(〇)
 大学院友お薦めの一冊を読んでみました。

 とてもまじめで謙虚な方。書籍から伝わってきます。
 読んでいるうちに、こちらも丁寧に最後まで読まないと申し訳ないような思いになりました。

 サブタイトルに「超効率的努力のススメ」とあります。
 ですが、効率ありきの努力ではなく、視野を広げて物事を考え続けているうちに、効率的な考え方にたどり着いたというふうに感じました。

 その一端が垣間見れたところを紹介します。
(以下、本書より)
 人は死ぬまで勉強。節約と勉強は一生続けたい。
 野球選手は次の3つは勉強できるはず。
 ①読書
 ②語学
 ③トレーニング法などのスポーツ医学
 遠征が3日あれば、1日は博物館や図書館に出かけて芸術や文化に触れてみると良いだろう。

 ①②は一見すると野球と直結していないようにも思いますが、例えば読書は心の持ち方や技術のヒントに、語学は外国人選手からの学びに繋がっています。
 一見関係なさそうなことにも関心を向けて学んでみることで、そこから何か見えてくる、そんな感じなのでしょうか。
 
 引退後は、早稲田大学大学院に通い、首席で卒業し、修士論文は最優秀論文というスゴさ。
 そういう素晴らしい方でも、とても謙虚な姿勢なのです

 「謙虚さ」
 私もこの先、学びを深め、自信も付いてくるでしょうが、そんな時でも謙虚さを忘れない人間でいたいものです。

心の野球―超効率的努力のススメ

心の野球―超効率的努力のススメ

 

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