『ココロオドル仕事を見つける方法』(仲曉子)
「あすか会議」(グロービス経営大学院のビジネスカンファレンス)に登壇される仲曉子さん(ウォンテッドリー(株)代表取締役CEO)の書籍を読みました。
京大卒、ゴールドマンサック証券入社、フェイスブックジャパン初期メンバーとして参画、独立‥と、30歳にして輝かしい経歴をお持ちの著者でも、悩みに悩んで、いろいろあって今の立場を築かれたとのこと。そんな著者が振り返り、ココロオドル仕事を見つける心の持ち方を記された書籍です。
(本書で印象に残ったところ‥本書より)
考え方は、大きく2つです。
〇ココロオドル仕事が見つかるまで、決断せずに、自然淘汰に任せる
・とにかくやってみる。うまくいかなくても、それは自分に合わないものを取り除いてもらったということ(自然淘汰)。手当たり次第にやってみて、残ったものが自分に一番向いている。天職を探してはいけない。
・成功者とは、バットを振る回数がとても多い人達。注目していないだけで失敗も多いが、成功の回数も増えていく(確率論)
・アクションプランを書き出した後にやってはいけないこと。「これは、やるべきか?やる意味があるか?」と問いかけて、止まってしまうこと。取りあえず、やってみたほうがよい。改善なんて、あとからいくらでもできる。
〇人と違うところを誇りに思って、そのまま進む
・大切なのは、やりたいことに時間を使うこと。肝心のやりたいことに辿りつく前に欠点を直すことに時間を取られてしまうのはもったいないこと。本当に悩むのは、自分の得意な一つをどう伸ばしていくかだけ。欠点は周りに頼ってしまったほうが早い(チームをゴレンジャーにする。ゴレンジャーは誰も「俺にはあいつのような能力がない」と悩んではいないはず‥。→どの世代まで伝わるのかな?)。
著者の考え方は、直前に読んだ、岩佐大輝さんの考え方ととても似ていました。
とりあえず、やってみる。改善はあとから。迷わず決断‥行動。
まず動き、そして、動きながら考えるということですね。