『漫画 バビロン大富豪の教え』(ジョージ・S・クレイソン)
本書は、1926年に米国で出版された『The Richest Man In Babylon』(バビロンいちの大金持ち)を翻訳、脚本、漫画家されたものです。古代バビロニアを舞台に、お金を貯め、守り、増やす原理原則が学べる物語です。そこそこ分厚いですが、ポイントも絞られており、さっと読めます。
【本書の学び】
①お金持ちとは「お金の増やし方を知っている者」
②優先順位の低い欲望は切り捨て、一番やりたいことにお金を使う
③まずは、収入の1/10を貯めるところから始める
(印象に残ったところ・・本書より)
◯黄金に愛される7つ道具
①収入の1/10を貯金せよ
②欲望に優先順位をつけよ
③貯えた金に働かせよ
④危険や天敵から金を堅守せよ
⑤より良きところに住め
⑥今日から未来の生活に備えよ
⑦自分こそを最大の資本にせよ
◯5つの黄金法則
①家族と自分将来のために収入の1/10以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう
②黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば、黄金は懸命に働くことだろう
③黄金の扱いに秀でたものの助言に熱心に耳を傾ける持ち主からは黄金が離れることはないだろう
④自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でたものが否定する商いに投資をしてしまう持ち主からは、黄金は離れていくだろう
⑤非現実的な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉に乗ったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう。
100年近く読み続けられているロングセラーには訳がある。シンプルだからこそ、そこが本質。まずは漫画から入るのもイメージがわかりやすいですが、この本はまさにそんなん感じです。本書を読んで興味が湧いたら、単行本へ進むという流れがいいのではないかと思いました。
漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
- 作者: ジョージ・S・クレイソン,坂野旭,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2019/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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