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MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

あなたを最高の幸せに導く本(サイマー・ラクシュミ・デヴィ)

コーチング

『あなたを最高の幸せに導く本』(サイマー・ラクシュミ・デヴィ)

 著者は、インド5000年の歴史の中で、女性として初めて最高位の精神指導者(ジャガッドグル)に選ばれた方です。物事のとらえ方、考え方、感じ方の着眼点、そして、瞑想法や呼吸法についてもかなりのページが割かれています。最近読み進めているコーチング~心理系の著書で記載されていることと通じるところがありますが、その相通じるところが、権威ある著者からのメッセージによりさらに説得力が増しました。

 

(印象に残ったところ‥本書より)

〇人格(パーソナリティ)

 悩みや問題は、たいていこの「人格」というラベルとセットになっている。「人格こそ自分自身のアイデンティティ」と捉えている人も多いが、これは大きな勘違い。人格とは個性や考え方の癖。これは生まれた環境の中で受け取ったパターンにすぎない。

 

〇子供を自由にしてあげる

 夫(妻)を愛するときは、一生一緒に居られるように愛してください。子供を愛するときは、いつか家から出られるように愛してあげましょう。

 

〇親と人生

 人生とは、本当の自分を思い出す旅。親は自分がこの世に生まれる窓口を作り、この世にいる間に解決すべき課題のきっかけを作ってくれた。それをまず知る。そして、その観点から親との関係を見つめ直す。

 

〇今、現在

 打ち解けられなかったり、心配したり、批判したりしていたのは今まで繰り返してきた癖。いつもそうしてきたからそれに慣れているだけ。それは過去の体験ですが、この今には当てはまらない。私にとって存在するのは、今、現在のみ。私が影響できるのもこの今。

 

〇ストーリーは必要ない

 批判をしている時は、自分を受け入れられていない時。見るべきは、物語ではなく本質。

・お父さんがどうしようと、お母さんがどうしようと、そんな物語はもう続ける必要はない。あなたの人生を変えられるのはあなただけ。今ここでとる決断でそれが変わる。何を選択する?

・植え付けられた感情は、潜在意識のレベルに入り、そこから振動し、それに連動した「物語」を引き寄せている。感情にはエネルギーがあり、似たエネルギーを呼び寄せる。潜在意識のレベルに根付いているため、なぜそういう感情を引き寄せているかさえ分からずに引き寄せている。

・物語はまた、自己正当化を招く。「怒り」という感情より、「私が起こるのは相手がひどいことをしたから当然だ」「あの人の仕打ちは許されない」という理屈が優先される。自分がヒロインの、悲劇の物語のできあがり。こうして怒りという感情は理屈で何重にも包み込まれ、手が付けられなくなる。

 

〇怒りの浄化

・怒りのエネルギーを100%感じる。抑えずにその怒りを感じて認めて受け入れて、ハートに迎え入れることで、そのエネルギーは変容されて自分の中から消える。不思議なことに怒りの感情は90秒以上感じ続けることができない。

・「あっ、私は怒っている」と自覚する。「あっ、怒りが来た」と認識し、怒りにまつわる物語が浮かんできてもやり過ごし、怒りだけを感じきることで、それを受け入れる。

 

〇感情の上書き

・感情の解決策は、低いエネルギーに高いエネルギーを上書きすること。「否定」という波動の低いネガティブなエネルギーは、「信念」という波動の高いポジティブなエネルギーで上書きする。「罪悪感」は「自信を持つ」で上書きする。

・①自覚⇒②受け入れ⇒③上書き

・ポイントは、「あっ、こういうエネルギーがある」と認識したら、「じゃぁ、このエネルギーの代わりに、これを選ぶ」と違うものを選択する。

 

〇親にエネルギーを返す

 怒りも悲しみも魂が生まれながらにして持っているエネルギーではなく、親や環境から受け継いだもの。親からもらったものを親に返すのだから自然なこと。「このイライラをお母さんに返します!」と自分の中で力強く宣言しながら、そのエネルギーがお母さんに返っていくことを感じる。

 

〇心配

 心配とは、「あいだの感覚」。「何かしなくちゃいけない」と思った時と、実際に何かするまでの間に味わうもの。思いと行動の間が長いと、心配は膨らむ。それより行動をとる。思いと行動の間、その差をどんどん縮めていけば、最高の人生を生きることができる。

 

 人格は、子供のころの環境に大きく影響されているようですが、そこで身に沁み付いた感覚をどう手放すか。「親に返してしまおう!」という発想はなかったので、これは新鮮でした。「心配とはあいだの感覚」、だから行動する。この発想もなるほど!日々使える発想に気づきを得ました。

あなたを最高の幸せに導く本

あなたを最高の幸せに導く本

 

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