全26巻。3度目の挑戦.。
今回は、リーダーとしての徳川家康を意識して読んでいます。.
(第20巻の見どころ‥小説なので詳細は割愛します)
1603年征夷大将軍に任命されたあと、1604~1605年年初までの比較的平和な期間について書かれています。2代将軍になる秀忠に嫡子が誕生(のちの3代将軍家光)。
その子に家康の幼名である竹千代と名付け、将来も徳川家が将軍の座を世襲することを豊臣家に暗に伝え、さらに、豊国祭を催して民衆に対しても徳川の世を示す。
(備忘‥年表のみ。年齢は数え年)
・1604年7月(63歳):秀忠の次子竹千代(家光)、江戸城に生まれる。
・1604年8月(63歳):京都市民、豊国社臨時祭のために踊りを催す。
・1605年1月(64歳):家康、上京のため江戸を出発する。
・1605年2月(64歳):家康、伏見城に入る。
・1605年2月(64歳):高台院(秀吉の後室=寧々)伏見城へ来る。
・1605年3月(64歳):秀忠、十六万の兵を率いて上洛。伏見城へ入る。
・1605年4月(65歳):秀忠、征夷大将軍となり、内大臣を兼ねる。
本書では家康の歴史の中でも平和な時期にあたり、20冊目にして、ようやく小休止といったところです。小説としての盛り上がりには欠けますが、それは平和な世を表しているとも言えます。