『オトナ女子の気くばり帳』(編者:気くばり調査委員会)
読書領域をジャンプしようと思って、本屋で手に取った一冊。結果、ジャンプにはなりませんでしたが、サクッとマナー的なところを斜め読みするのには、手軽な内容でした。特に女子に限定された内容ではなく、老若男女問わず使えるテーマだと思います。章立てとしては、「うちとける」「感謝」「送る・贈る」「約束」「お願い」「断り」「お詫び・トラブル」「謙虚」「ポジティブ」「おもてなし」「装い」「お金」「電話・メール」と他分野に渡っています。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯「◯◯さん、ありがとう」と相手の名前を添えて感謝を伝える
・「◯◯してくれてありがとうございます」と感謝の理由を添える。
・「ありがとう!嬉しいです」と感情を添える。
・「ありがとうございました」より、「ありがとうございます」の方がこの先も続く印象が残る。
・「ありがとうございます!これはなんですか?」とその場で尋ねる。
◯何かをしてもらったら、感謝とともに感想を伝える
・「選ぶの大変だったでしょう」と相手の行為に注目する
・「家族も喜んでいました」と第三者の感想を伝える
・借りたものを返すときには感想を一言添える
・会話の最後にもう一度「ありがとう」を伝える
◯手土産はストーリーを語れるものにする
・「食べてみたら美味しかったので・・」
⇨リアル感がある
・「素材にすごくこだわっていて・・」
⇨質の高さが伝わる
・「有名人の◯◯さんがお勧めしていた・・」
⇨相手が取り入れやすくなる
・「地元で有名な◯◯です」
⇨希少価値の高いことが伝わる。
◯「できません」「行けません」よりもクッション言葉を上手に使う
・「あいにくですが」とワンクッション置く
・「お役に立てず申し訳ありませんが」と先に詫びる
・「残念なのですが」と気持ちを添える
・「お気持ちだけで」とやんわり断る
◯断る時の「忙しい」は禁句
⇨みんな忙しい
◯断らずにできることを提案する
・「(今すぐは無理ですが)1時間後ならできます」
・「今の仕事が片付いたら、取り掛かれます」
・「(木曜日は都合が悪いのですが)金曜日なら行けます」
・「子供同伴でよければ行けます」
◯きちんと伝えたいときは、「すみません」より「申し訳ありません_
・真剣さがしっかり伝わる。
・「すみません」は自分中心の言葉
◯お陰様の気持ちを心の中心に置いておく
・自分だけでは何もできないことを知っておく
・お陰様の心が謙虚さを作る
◯ポジティブなあいづちのレパートリーを増やす
・「さすが」「素敵」などサ行で褒めるあいづち
・「わかります」など共感を示すあいづち
・「そうそう!」など肯定的なあいづち
・ゆっくりうなずく
◯気持ちをチェンジするマイルールを決めておく
・心地よいものに触れる
・無理に気分転換をしない
・映画やドラマに集中する
・とにかく眠る
◯お客様を気持ちよく迎えるおもてなし空間を作る
・水回りを清潔にする
・テーブルを拭く
・においチェック
・エントランスや玄関を掃除する
マナーや心配りに関するテーマは広いので、たまにざっと見て、普段意識した方がいいことはないかチェックしてみるのもいいですね。自分が抜け落ちやすいところにちょっと意識を向けてみるだけでも日常の行動が変わってくると思います。