MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

ザ・マジック(ロンダ・バーン)

『ザ・マジック』(ロンダ・バーン)(◯)

 全世界で2400万部以上売れている「ザ・シークレット」シリーズ。28日間の魔法の「引き寄せ」レッスンがまとめられた一冊。毎日のやるべきこととその考え方について詳細に書かれていますが、特に「感謝」「ありがとう」がキーワードになっており、普段なら当たり前で見過ごしてしまうコトやモノにフォーカスを当てることが特徴。仕事、お金、人間関係など領域は多岐にわたっています。この手の本は「読んで終わり」「数日試して終わり」ということが多いので、今回は、仲間内で、4月下旬から本書に忠実に従って、28日間ノンストップ実験に取り組みます。

 

(印象に残ったところ・・本書より)

◯魔法の本

・この本にはどのように夢を実現するか、どのように健康、金銭、仕事、人間関係を劇的に改善するか、そのためにはどのように魔法の力を使うのかを学ぶために、28の特別に企画された魔法の実習方法が書かれています。問題を解決し、ひどい状況を変えるための感謝の実習も学びます。

・この実習は連続28日間で完結するように企画されています。これを実践すると、感謝することが習慣になり、それが新しい生き方になります。連日集中して感謝することによって必ず奇跡がすぐに起こってくるでしょう!

 

◯1日目:感謝できることを数えよう(Aパック)

⇨これは28日間毎日最初にやる

1)朝一番に人生で感謝できるもの”10項目”のリストを作る。

2)その一つひとつに「なぜ」感謝できるのか、理由を書く。

3)リスト一つひとつを心の中で、あるいは声に出して読む。そして、「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と3回魔法の言葉を口にして、できるだけそのことに足して感謝の気持ちを抱く。

 

◯2日目:魔法の小石(Bパック)

⇨2)〜4)は2日目から27日間毎日最後にやる

1)Aパック

2)「魔法の小石」を見つけ、ベットの横に置く

3)今晩寝る前に「魔法の小石」を手に持ち、今日の「最高の出来事」を思い浮かべる。

4)今日の「最高の出来事」に対して魔法の言葉である「ありがとう」をいう。

 

◯3日目:魔法のような人間関係

1)Aパック

2)一番近い関係の人を”3人”選び、その一人ひとりの写真を集める。

3)その写真を目の前に置き、その人に対して感謝できる”5つのこと”を日記かパソコンで書く。

4)それぞれの文章には、最初に魔法の言葉「ありがとう」、その人の名前、一番感謝していることを書く。

5)今日一日、その写真を持ち歩くか、頻繁に目にするところにその写真を置く。最低”3回”はその写真を見て、その写真の顔に向かって魔法の言葉「ありがとう」を言ってから、その人の名前も言う。

6)Bパック

 

◯4日目:魔法のような健康

1)Aパック

2)次の言葉を一枚の紙に書く。「健康のおかげで私は生き生きとしています」。

3)その日、頻繁に目にするところにこの紙を置く。

4)最低”4回”、目にした機会に一字一句ゆっくりと読み、健康という貴重な贈り物に対して心から感謝する。

5)Bパック

 

◯5日目:魔法のお金

1)Aパック

2)そこに座り、2〜3分間、子供時代のことを思い、その頃に無料でもらったものをすべて思い返す。

3)自分のためにお金を支出してもらった思い出を振り返りながら、魔法の言葉「ありがとう」を心を込めて言う。

4)千円札を取り出し、ステッカーに以下のことを書いて貼り付ける。「これまでの人生に私に与えられたすべてのお金に感謝します」。

5)今日、その「魔法の千円札」を持ち歩き、最低麻一回、夕方一回あるいは好きな回数だけ「魔法の千円札」を手に取る。あなたが書いた文言を読み、あなたに与えられた豊かなお金に「心から」感謝する。

6)人生で与えられてきた豊かなお金に対する感謝を忘れないために、今日から毎日目に見えるところに、「魔法の千円札」を置く。

7)Bパック

 

◯6日目:魔法のような仕事

1)Aパック

2)今日職場で透明人間のマネジャーがあなたについていて、あなたが何か感謝できるものを見つけるたびに記録していると想像する。今日のあなたは、感謝できるものをできるだけ多く探す。

3)感謝できるものを見つけた度に「私は(   )にとても感謝しています」と口にし、心から感謝するものを透明人間のマネジャーに記録してもらう。そしてできる限り感謝を感じる。

4)Bパック

 

◯7日目:否定的な状況からの魔法の脱出法

1)Aパック

2)一番解決したい問題やネガティブな状況を一つ選ぶ。

3)ネガティブな状況について、感謝できることを”10個”あげる。

4)そのリストの最後に「完璧な解決策をありがとう、ありがとう、ありがとう」と書く。

5)強1日だけでもいいので、ネガティブなことを言わずに過ごせるか試す。もし、自分がネガティブなことを考えたり、言ったりしていることに気がついたら、魔法の命綱を使う。後ろ向きに考えたり、言ったりするのをやめ、「しかし、私は(   )について本当に感謝しています」と言う。

 6)Bパック

 

◯8日目:魔法の食べ物

1)Aパック

2)今日、食事の前にこれから食べるものをしばらく見てから、魔法の言葉「ありがとう」を心の中で言うか、または、大きな声で言う。魔法の粉を振りかけても良い。

3)Bパック

 

◯9日目:お金を引きつける磁石

1)Aパック

2)未払いの請求書の一枚一枚に「お金よありがとう」と書く。お金を持っていなくても、それを支払うことがあるお金があることに感謝する。

3)支払い済みの請求書を”10枚”探し、その表面に「支払済・ありがとう」と大きく書く。その請求書の金額を支払うお金があったことに心から感謝する。

4)Bパック

 

◯10日目:すべての人に魔法の粉を

1)Aパック

2)今日あなたに奉仕してくれる”10人”に直接感謝を伝えるか、心の中で感謝するかして、魔法の粉を振りかける。

3)Bパック

 

◯11日目:魔法の朝

1)Aパック

2)朝、目を開けてから身支度をするまで、触るものや使うものすべてに対して魔法の言葉「ありがとう」を言う。

3)感謝できることを数える。10個のリストを作成する。感謝する理由も書く。リストを読み上げ「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と3回言って、それぞれに深い感謝を感じる。

4)Bパック

 

◯12日目:あなたを変えた魔法の人々

1)Aパック

2)今日静かな場所を見つけ、一人になって、人生を変えた”3人”の人を思い浮かべる。

3)一人ひとりに時間をかけ、人生をどのように変えたのか、また、どんなに感謝しているか、その理由をその人に対して言ってみる。

4)Bパック

 

◯13日目:すべての願いを叶える

1)Aパック

2)パソコンかペンとノートを用意して座る。そして、”トップ10”の願望リストを作成する。まるでそれが実現したかのように、一つひとつについて書き、そのあとにありがとうを3回書く。「(   )。ありがとう、ありがとう、ありがとう」のように書く。

3)想像力を使って10個の願い事が叶ったかのように、心の中で次の質問に答える。

①「願い事が実現した時にはどんな気持ちになりましたか?」

②「願い事が実現した時に、誰に最初に伝えましたか?」

③「願い事が実現した時に、最初にしたことは何ですか?心の中で、できる限り詳しく答えてください」

4)最後にあなたの願い事を読み返し、感謝の気持ちを込めて、魔法の言葉「ありがとう」を強調する。

5)「魔法のボード」を作成する。写真を切り抜き、その魔法のボードに貼り付け、頻繁に目にするところに置く。一番上に太文字で「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と書く。

6)Bパック

 

◯14日目:魔法の1日を過ごす

1)Aパック

2)朝、心の中でその日の計画を思い浮かべ、「ありがとう」と言う。それが完璧だったので、1日の終わりにとても感謝している自分をイメージする。

3)その日の計画すべてが大変うまく行ったことに対して感謝し、「今日届く素晴らしい知らせにありがとう」と行って魔法お実習を終える。

4)Bパック

 

◯15日目:魔法で仲直りする

1)Aパック

2)改善したいと思っている、問題が多くて難しい人間関係、あるいは破綻した人間関係を”一つ”選ぶ。

3)座って、その相手に感謝できることを”10個”上げ、次のように言う。「( 名前 )、私は( 何 )に対して感謝しています」。

4)Bパック

 

◯16日目:健康と魔法の奇跡

1)Aパック

2)人生で健康が絶好調だった頃を”3つ”思い出し、それらの時期に心から感謝する。

3)自分の身体で健康な箇所を”5つ”選び、一つひとつに感謝する。

4)自分の身体で治したい箇所を”一つ”選び、1分かけて「理想的な」身体か体調をイメージする。その「理想的な」状態に感謝する。

5)Bパック

 

◯17日目:魔法の小切手

1)Aパック

2)「魔法の小切手」に欲しい金額と自分の名前とその日の日付を書く。

3)「魔法の小切手」を手に持ち、それで特定のものを購入している場面をイメージする。その商品を受け取り、できるだけ喜びにあふれて感謝する。

4)「魔法の小切手」を頻繁に目にするところに置く。少なくとも1日に”2回”以上、その小切手を手に取り、自分が欲しいものを買うために使っているところをイメージし、本当にそうしているようになるべく心から感謝する。

5)その日の最後に、よく目にするところに「魔法の小切手」を置く。欲しかった金額あるいは品物を受け取ったら、他の欲しいもののために金額を書いた新しい小切手に変えて2〜4を繰り返す。

6)Bパック

 

◯18日目:魔法の解決リスト

1)Aパック

2)一番解決したい問題ややらなければならない課題をリストに書き出す。それに「魔法の解決リスト」というタイトルをつける。

3)そのリストから大事なものを”3つ”選び、その一つひとつがあなたのためにすでに解決したと想像する。

4)一つひとつそれが実現したと信じ、大きな感謝を抱くために少なくとも”1分間”は集中する。

5)Bパック

 

◯19日目:魔法の歩み

1)Aパック

2)その日好きな時に(90秒くらい)感謝を込めて「魔法の歩み」で”100歩”歩く。

3)毎歩、魔法の言葉である「ありがとう」を心を込めて言う。

4)Bパック

 

20日目:心の魔法

1)Aパック

2)心臓のあたりに意識を向ける。

3)目を閉じて、心臓に意識を向けたまま、魔法の言葉である「ありがとう」を心の中で唱える。

4)トップ10の願い事リストを手に取り、一つずつ、願いを読み上げたあとで、心臓の周辺に意識を向けながら「ありがとう」ともう一度ゆっくり言って、「心の魔法」を実践する。

5)Bパック

 

◯21日目素晴らしい成果

1)Aパック

2)1日の始まりに、「素晴らしい成果」が出て欲しい”3つ”の大事なことや出来事を選ぶ。

3)3つをリストにして、それがあたかも起きたように書き出す。「(   )に素晴らしい成果があったことに感謝します!」

4)1日を過ごすにあたり、予期しない「素晴らしい成果」が出れば嬉しいと思う”3つ”の出来事を選ぶ。その都度、目をつぶり、心の中で「(   )に素晴らしい成果があったことに感謝します!」と心を込めて言う。

5)Bパック

 

◯22日目:あなたの正に目の前で

1)Aパック

2)1日の始まりにあなたが作成した10個の願い事リストを手にとる。

3)リストの中の願い事の一つひとつを読んで、その願いが叶った場面を1分間イメージして、できる限り感謝する。

4)今日そのリストをポケットに入れて持ち歩く。1日のうち、最低”2回”はそのリストを取り出し、それを読んで、できる限り感謝する。

5)Bパック

 

◯23日目:魔法の空気

1)Aパック

2)今日、立ち止まって呼吸している輝かしい空気について考える。意識的に”5回”呼吸し、体内を空気が巡るのと、それを吐き出す喜びを感じる。

3)5回呼吸したあとに、魔法の言葉である「私が呼吸している魔法の空気に感謝します」と言う。これは魔法の言葉。呼吸している貴重な生命を吹き込んでいる空気にできるだけ感謝する。

4)Bパック

 

◯24日目:魔法の杖

1)Aパック

2)今日は健康、豊かさ、幸せのうち一つまたは全部で、今まさに助けを必要としている人を”3人”選ぶ。

3)もしそれぞれの写真を用意できれば、その写真を見ながら実習する。

4)一人ずつ、順番に写真を持つ。まず目を閉じ、健康、豊かさ、幸せが完全に回復し、その朗報が届いた場面を1分間イメージする。

5)次に目を開いて、その人の写真を手にしたまま「( 名前 )の健康、豊かさ、幸せにありがとう、ありがとう、ありがとう」という魔法の言葉を言う。

6)一人済んだら次の人に移って、同じ二つのステップを踏む。健康、豊かさ、幸せを3人に送ることができたら、魔法の実習を終了する。

7)Bパック

 

◯25日目:魔法のヒント

1)Aパック

2)敏感になって、今日の出来事から最低”7つ”の「魔法のヒント」に気づく。例えば、理想的な体重の人を見かけたら「私の理想的な体重に感謝!」と言う。

3)Bパック

 

◯26日目:禍を転じて福となす魔法

1)Aパック

2)人生で犯した失敗を”1つ”選ぶ。

3)その失敗から得られた感謝できることを”10個”見つけ、書き出す。

4)感謝できることを探しやすくするための以下の2つの質問について考える。

・「その失敗から何を学んだか?」

・「その失敗から出てきた良いことは何か?」

5)Bパック

 

◯27日目:魔法の鏡

1)Aパック

2)今日鏡に映る自分を見るたびに今まで以上に心を込めて「ありがとう」と言う。

3)あなたに真の勇気があれば、鏡を見ながら自分について感謝できることを”3つ”言う。

4)Bパック

 

◯28日目:魔法を思い出してください

1)Aパック

2)昨日の幸せな出来事を数えたり、書き出したりすることで「魔法を思い出してください」「昨日起きた幸せな出来事は何だったか?」と自問する。満足がいくまで、機能の幸せな出来事を全て思い出し、書き出す。

3)その出来事を一つひとつ思い返しながら心の中で魔法の言葉である「ありがとう」をいう。

4)今日以降、書き留めたリストを使ったり、または大声を出したり、心の中で言ったりして、この実習をする。昨日幸せに思えた出来事を短くても長くても良いのでリストにして、これらに感謝している理由を言う。

5)Bパック

 

 28日間やってみたらどんな変化が起きるのか。やる前の今の時点では、「在り方が変わりそう」「着眼が変わり気分が変わりそう」「いいオーラが出るようになるのではないか」などと想像しています。まずは、28日間やり切ること。一人じゃ難しい場合は、誰かとやるのがいいかなと思います。とにかく、実験、実験。まずは自分でやってみることかなと思います。

ザ・マジック

ザ・マジック

 

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