『レディの教科書』(小西さやか)
たまに取り組んでいる読書の領域ジャンプ!!本書は、日本化粧品検定協会代表理事によるアラサー女子が美しくしなやかに生きるための202のリストです。心構え、生活習慣、コミュニケーション、仕事、美容、恋愛、お金、家族の切り口からコンパクトにまとめられており、男性にも当てはまる内容も多数あり、参考になります。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯カバンの散らかりは心の散らかり
・「部屋が汚い女性は、たいていカバンの中も汚い。さらには自分のビジョンも混沌としている」
・「ごちゃごちゃバッグ」にならないための対策は、毎晩、寝る前にバッグの中を整理すること。
◯ビニール傘を卒業する
・女子力が高い人に共通することの一つに「ビニール傘を使っていないこと」が挙げられる。持ち物にこだわりを持っていたり、人からの視線を意識している証し。
◯自信を与えてくれる勝負靴を一足買う
・「素敵な靴を履くと、その靴が素敵な場所に連れて行ってくれる」という海外のことわざが示すように、靴には不思議な力が宿っているもの。お気に入りの一足を履くと、自然と気持ちが引き締まります。
◯口にしたことは、すべて人の耳に入ると心得る
・悪気はないにせよ、噂話とは尾ひれをつけ回ってしまうもの。
・愚痴大会になりそうなら、自ら話題を変える。
・自分自身のイライラが止まらない場合は、鏡を見る。
・癒しアイテムを握りしめる。
・深呼吸をする。
・その人の私生活や家族を思い浮かべてみる。
◯心地よい会話の割合は「3:7」
・聞き上手な人を目指すなら、まず意識したいのが話す割合。半々ではなく、「自分が3、相手が7」を目標に。こうすると、相手には「話を聞いてもらえた」という満足感が残る。
◯返事は最低2単語以上で!
・「はい」「大丈夫」「わかった」など、1単語だけで返事をすると、相手にぶっきらぼうな印象を与えてしまう。丁寧な雰囲気にするなら、相手の目を見て、「はい、承知しました」「いえ、そこは違います」「大丈夫だよ、ありがとう」など、最低2単語以上で返すこと。
◯ネガティブワードをポジティブワードに変換
・若づくり→若々しい、可愛らしい
・チープ→お買い得
・世渡り上手→コミュニケーション能力が高い
・地味→落ち着いている
・ちゃっかり者→器用
◯いつもより0.5歩相手に近づこう
・1歩だと近づきすぎて、相手が心理的に圧迫感を覚えることがある。パーソナルスペースといって、人間は心理的テリトリーを持っている。
・密接距離:0〜45㎝(恋人・家族などごく親しい人)
・個体距離:45〜120㎝(友人など気心の知れた人)
・社会距離:120〜350㎝(他人同士が会話できる距離)
・公衆距離:350㎝以上(講演会など1対1ではない関係)
◯見返りを求めない「ギブ・アンド・ギブ」の精神が品性を作る
・ギブ・アンド・テイクを求めずに、与え続ける。その姿勢が、心の余裕や品性を感じさせる。実はその方が回り回っていいことがある。
◯雑用を与えられた時は、試されている時
・上司からすると、雑用をきちんとこなせない人に重要な任務は任せられない。雑用を与えられた時は「自分は試されている」と考えて、黙々と取り組むようにしましょう。
◯具体的な手伝いを申し出る
・「何かお手伝いしましょうか」でも悪くないが、相手が何を求めているのかを観察し「この書類、コピーしておきましょうか」などと具体的に申し出る方がより親切。
・雑誌やインスタグラムなどから職場に合ったコーディネートを写真に撮り、それをスマートフォン内でフォルダに分け、いつでも見られるようにしている。そうすることで、自分の理想のイメージに合わせたファッションを選ぶことができる。
◯鏡を見た分だけ綺麗になれる
・美への第一歩は、まず現実を受け止めること。誰しも、自分の嫌な部分からは目を背けたくなるものですが、気分が乗っていてもいなくても、1日最低でも10回は鏡を見て、自分の顔をチェックするようにしましょう。
・お風呂上りには、髪をすべて上げ、おでこを出した状態で、シワやシミ、たるみも徹底的に観察する。裸の状態で姿見に全身を映し、身体の輪郭の変化やたるみをチェックすることも忘れずに。
◯「自分史上最高の綺麗」を知っておく
・ヘアメイクやビューティーアドバイザーなど、プロに降るメイクをしてもらったことはありますか?プロの腕を借りて、自分のMAXの美しさを引き出してもらいましょう。
◯女を取り戻すマル秘アイテム
・毎晩寝る直前、ローズバームを鼻の下や口の周りに厚めに塗っている。実は、ローズの香りには、女性ホルモンに働きかける作用がある。日頃忙しくて働いている人ほど、男性ホルモンが活発化して「オス化」しがち。ローズ効果で、睡眠中に女性ホルモンをアップさせ女を取り戻しましょう。
◯「髪育」が未来の見た目年齢を左右する
・白髪や頭頂部の薄さは、頭頂部の頭皮が張っていることが原因。そのため、対策には頭皮マッサージが効果的。シャンプーするとき、頭頂部に谷を作るイメージで、指を使って頭皮をぐっと押し上げましょう。頭皮の血行が促され、頭頂部の張りが緩和される。頭部マッサージは、髪育だけでなく気持ちのリフレッシュにもなる。
男性が読む場合、「自分にも当てはまるなぁ」とか「女性はこういうことを意識しているんだ」と考えるだけで、書かれている内容が入って来やすくなると思います。読書の領域ジャンプは、うまく活用すると知識吸収力が高まり、発想も広がる有効な手段だと思います。