『神さまに好かれる話』(小林正観)(◯)
著者は1948年東京生まれの作家(2011年逝去)。学生時代から人間の潜在能力やESP現象、超常現象などに興味を抱き、独自の研究を続け、講演は年間約300回の依頼があり、全国を回る生活を続けていたとのこと。
身の回りの出来事の捉え方やその法則を優しく丁寧な言葉で解説されており、とても読みやすい内容で、日常に活かせる気づきが得られる一冊です。本書をきっかけに、著者の書籍を読み進めるようになりました。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯宇宙の二重構造、裏返し構造
・執着しないと、その望みは叶うことがある。
・執着すればするほど、手に入らなくなるどころか、反対の現象が迫ってくるという構造になっている。
◯宇宙は倍返しという方程式
・投げかけたものが返ってくる(投げかけないものは返ってこない)。物理学で言う「作用」「反作用」と同じ。
・愛すれば愛される、愛さなければ愛されない、感謝すれば感謝される、感謝しなければ感謝されない、嫌えば嫌われる、嫌わなければ嫌われない、憎めば憎まれる、憎まなければ憎まれrない。
◯言えば言うだけもう一度それを言いたくなるような現象が降ってくる
・「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ついてる」というような喜びの言葉を言っていると、またその言葉を言いたくなるような現象が自分の身を取り囲む。
・「〜になりたい」と言い続けていると、幸せにはなりにくい。
◯出る方が先、入る方が後
・宇宙法則では、まず出る方が先。出る方を勉強しない限り、入る方がスムーズにならないという仕組みになっている。食べられないのは、出ていないから。
◯手に入れる「前半生」、捨てる「後半生」
・前半生では、夢や希望を持ち、何かを得たいと思うそのパワーやエネルギーが強ければ強いほど、それが原動力となって前に突き動かしてくれる。
・若い時に追い風だったものが、折り返し地点を過ぎたあたりから、突然、風向きが変わり、自分が望めば望むだけ、求めれば求めるだけ、向かい風になる。
・逆に、こだわりや執着を捨てれば捨てるほど、後半生では、向かい風が小さくなって、追い風の力が大きくなる。
◯幸せの語源は、お互いに「為し合う」こと
・お互いにしてあげ合うことが、「為し合わせ」=「なしあわせ」ということ。
・これは、「やってもらう」「してもらう」という考え方ではなく、「心を込めてさせていただく」「善意と好意による申し出は、すべてありがたく受けさせていただく」という、お互いが喜んでしてあげ合う状態が、幸せの本質。