『運命好転十二条』（小林正観）（◯）
著者は作家。学生時代から人間の潜在能力やESP現象、超常現象などに興味を抱き、独自の研究を続ける。講演は年に約300回の依頼があり、全国を回る生活を続け、2011年に逝去。本書は、運命を好転させる12の法則が12か条としてまとめられています。日常に取り入れやすい切り口で、習慣化を意識したい基本的だけれど、なかなか定着しない大切な観点をセルフチェックしながら読むことで学ぶことが多い一冊です。
（印象に残ったところ・・本書より）
◯運命を好転させる12条
①さわやかであること
・気持ちよく、みんなが笑顔になるような「さわやかさ」「美しさ」というものがとても重要。
・勝つために選択した手段があまり美しいものではなかった、さわやかなものではなかったという場合には、神様はその人を応援するということをしたがらないようだ。
②幸せを口にすること
・「私は幸せ」「私はとてもついている」と口にすればするほど、周りの人がどんどん味方になっていく。周りの人はその言葉を聞くことによって元気になるので、その人のいる時間が心地よくなり、もっとそばにいたいと思うようになるから。
③率直であること
・受け答えを「でも」や「だって」で始めず、「なるほど、そうですよね」と素直な受け答えで始める。
④誠実であること
・好意や善意に100%応えること、全ての好意や善意を受け入れられる人は菩薩の領域だそう。そこまでは無理としても、「相手を慮り、相手の誠意に応えよう」と誠実に向き合うようにはしたいもの。
⑤掃除をすること
・神様は綺麗好きであるらしい。身の回りをきれいにすること。「トイレ」「台所」「洗面所」「風呂」をきれいにしておくと、神様が評価してくれるよう。
⑥笑うこと
・「笑い」とは肯定。否定をしたところに「笑い」は起きない。小さな微笑みというような時は肯定の度合いも少しですが、大きな声で笑った場合は、大きな肯定になる。
⑦感謝すること
・１）鉱物、２）植物、３）動物、４）空の雲、５）人間。この5種類のものに対して、「ありがとう」という言葉が使われたとき、言われた方は、言った人の味方をしたくなる、応援をしたくなるという、宇宙の法則。
⑧人に喜ばれること（和顔）
・頼まれやすい人は、１）「頼みやすい顔」「頼まれやすい顔」をしている・眉間に縦皺を寄せないこと、眉の間を開くこと。２）眉は角度をつけて書かないこと。３）口角を上げること。４）笑った時の目も笑っているという状態を確認すること。
・頼まれやすい顔というのは、日常の集積。
⑨言葉を愛すること（愛語）
・「五戒の言葉」：１）不平・不満、２）口、３）泣き言、４）悪口、５）文句
・「７つの喜びの言葉、祝福神」：１）嬉しい、２）楽しい、３）幸せ、４）愛している、５）大好き、６）ありがとう、７）ツイている
・言葉が現象化するというのは、言葉にして口に出して言うと「その夢や希望が実現する」という意味ではなくて、「その言葉をまた言いたくなるように現象がセットされる」ということを言っている。
⑩おまかせすること
・「自我＋おまかせ＝100」という法則。
・自我とは、「好き嫌いで物事を選ぶこと」
・例えば、自我が90の場合は、おまかせが10。自我が50の人は、おまかせが50。物事を自分の好き嫌いで選ばずに、やる羽目になったことは黙々と笑顔でやるということを続けていると、自我がゼロになり、「おまかせ」が100になる。
⑪投げかけること
・宇宙には「投げたものが帰ってくる」「投げかけないものは帰ってこない」という法則があるよう。「愛すれば愛される」「愛さなければ愛されない」「感謝すれば感謝される」「感謝しなければ感謝されない」「嫌えば嫌われる」「嫌わなければ嫌われない」というとても単純な法則。
・楽しいを３年続けていれば、３年後は楽しい話に囲まれることになる。不機嫌を3年間続けていれば、３年後は不機嫌な人に囲まれる。
⑫食生活
・江戸時代中期の観相学の大家・水野南北が発見した「運の大法則」。運が上向きになった時に食べ物が変わる。贅沢なものになる、華美なものになる、そのように食べ物を変えた人は必ず衰運になる。
・逆に、どんなに自分の運が上向きになっても決して食べ物を変えない、贅沢にならない、華美にならないという人は必ず興隆運になる。
・お金によって生活を変えない。お金によって食べ物を変えない。
