ジョン・レノンに再び出会える本(著:ジェイソン・リーン、訳:鈴木純子)
『ジョン・レノンに再び出会える本』(著:ジェイソン・リーン訳:鈴木純子)
珍しいチャネリング本です。ジョン・レノンにチャネリングし、ジョン・レノンがどういうことを考えていたかが書かれています。チャネリングがそもそも何?っていう方にはよくわからないかもしれませんが、チャネリングをちょっとでも知っているという方には、おもしろいかもしれません。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯原初版収録のインタビューより
・ジェイソン:どこから始めたらいいかな。
・ジョン:やっぱり初めからだね。
・ジェイソン:君の死の瞬間のこと?
・ジョン:いや、僕にとっては、その数日前が始まりなんだ。その時から僕は、周りの奇妙な変化を感じ始めていたんだ。
・ジェイソン:あんまりそんな風には感じていなかったんだけどね、でも別の時に何度か、自分が死ぬのを目撃したことはあるんだ。そうしたたくさんの兆候ががあって、僕が撃たれた夜に全てが成就したってわけさ。死への準備が巧妙なくらいに仕組まれているっていうのはまさに驚きだな。
(中略)
・ジェイソン:音楽による地球とのコミュニケーションは、どんな範囲で行われているの?
・ジョン:僕のここでの体験と地球のみんなへのメッセージを込めた、いくつかのアルバムを紹介することを計画中だよ。それから、死の瞬間に肉体を手放すのを助けてくれる、今までいないような音楽のコレクションも作りたいと思っている。それは死後も地球上の愛する人々との繋がりを維持していくことを可能にする音楽でもあるんだ。予定では、逝く人を見守る家族のための63時間分の音楽と、逝こうとしている人のための39時間分の音楽が収録されることになっている。
(中略)
・ジョン:僕が人生を満喫していた時の笑顔を忘れないでほしいな。だって僕は本当に素晴らしい人生を送ったんだから。「平和を我らに」(Give Peace a Chance)という僕の言葉を忘れないでほしい。
◯日本版のための特別インタビューより
・僕にとって音楽とは、エネルギーを分かち合うことなんだ。自分の中に溢れてくるエネルギーをみんなと共有したいんだ。そして音楽こそが、そうすることを可能にしてくれるのさ。そんなわけで、ビートルズの音楽に愛がテーマの曲が多いんだよ。僕たちはできるだけたくさんの愛のエネルギーを、みんなに送ろうと努力したんだ。すごいこと、たくさん手放せば手放すほど、それはまたいっぱい僕たちの元に返ってくるんだ。そして、気がつくといつの間にか、僕たちは愛の海の中で泳いでいるんだ。
◯訳者あとがきより
・一冊の本の中に、私の密かな願いを代弁するかのような体験が綴られていました。つまり、ジョン・レノンという一人の人間が、死後の世界で様々な癒しの体験を経て、次第に透明な光の存在になっていくプロセスが、感動的な方法で描かれていたのです。この本との不思議な出会いによって、漠然と感じていた自分の中の「透明人間願望」を改めて自覚させられただけでなく、本を読み進めるうちに私自身も癒され、ほんの少しだけ透明な存在に近づけたような気がしています。
・読者の皆さんも、どうか、この本の幻想的な世界で思いっきり羽を伸ばしてみてください。情景を思い浮かべにくいところもあるかもしれませんが、そう言った箇所は、頭で理解しようとするのではなく、イマジネーションんを駆使して、ただ感じ取るようにしてみてください。そして、何らかの「癒し」や「感動」を体験していただけたらとっても嬉しく思います。
私は、チャネリングをしている方に「チャネリングって?」という話をよく聞いていますが、それでも話のうち半分もわかったかどうかという感じでした。そいう意味では、読者ターゲットを絞った、尖った一冊です。
ジョン・レノンに再び出会える本―チャネリングを通して語られた人類へのメッセージ
- 作者: ジェイソンリーン,Jason Leen,鈴木純子
- 出版社/メーカー: たま出版
- 発売日: 1996/03
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る