『はじめてチャクラの本』（矢尾こと葉）
本書は、レイキカウンセラーの著者がエネルギーセンターとも呼ばれる、一人ひとりが持っているパワースポットのような、７つの「チャクラ」についてまとめた一冊です。チャクラとは、体をめぐるエネルギー概念の一つで、その概念はインドで発達し、ヒンズー教や密教、一部の仏教などの伝統的な教えの中にも登場するようです。全てのチャクラが影響し合いながら繋がっているので、仮にどこかのチャクラが閉じてしまっている状態が続くと、全体にうまくエネルギーが巡らなくなってしまう。全てのチャクラがバランスよく活性していると、宇宙の生命エネルギーに満ち溢れ、心・体・魂全てが健康で、幸福な人生が送れる。そんなチャクラの世界です。
（印象に残ったところ・・本書より）
◯７つのチャクラ＋α
①第１チャクラ（尾骨部・赤色）
・キーワード
肉体の健康、生命力、やる気、仕事、お金、経済的・肉体的基盤、人間としての土台、下半身、帰属意識。
・赤く輝く尾骨部（会陰部）の第１チャクラは、性器と肛門を繋ぐライン上に位置している。衣食住に対する健康的な欲求が生まれ、仕事や人生への意欲、睡眠欲、食欲などが旺盛になる。
②第２チャクラ（丹田・橙色）
・キーワード
自身、明るさ、自己肯定感、人生の目的、社会的成功、生活力、腸内環境、胆力、月、性的魅力
・おへそから指３本分くらい下の、体の奥の方に位置している。「自分は自分のままで大丈夫」という自分の存在価値が揺るぎないものになる。
③第３チャクラ（みぞおち・黄色）
・キーワード
感情の解放、賞賛・注目、自己アピール、甘え上手、インナーチャイルドの癒し、企画力、意志を強くする、完璧主義、アレルギー、自律神経のバランス、胃などの内蔵
・みぞおちあたりに位置している。本来の可愛らしさや親しみやすさが表に出て来やすくなる。
④第４チャクラ（心臓・緑色）
・キーワード
愛、慈愛、ゆるし、包容力、受け入れる力、癒し、共感、やすらぎ、パートナーシップ
・胸の真ん中あたりに位置し、愛を司っている。いわゆるオープンハート（心が開いている）の状態になる。
⑤第５チャクラ（喉・青色）
・キーワード
自己表現、人間関係、コミュニケーション、クリエイティビティ、個性、伝達、メッセージ、喉、首、言葉、音、自由
・喉の位置にある。言いたいことが伝えられ、なおかつ、受け入れられ、感謝されるという人間関係の豊かさが得られるようになる。
⑥第６チャクラ（眉間・藍色）
・キーワード
イメージ力、夢の実現力、心眼、物事の本質、オーラを見る力、集中力、先見性、予知力、超能力
・眉間のあたりに位置し、超能力を司る。願望実現力が高まり、誰もが持っている潜在的なサイキック能力（超能力）が開花する。
⑦第７チャクラ（頭頂・紫色）
・キーワード
直感、ひらめき、スピリチュアルな目覚め、精神性、霊的能力、女性性と男性性の統合、アーティスト性、芸術・芸能、リーダーシップ、悟り、頭頂
・頭のてっぺんに乗っているような形で位置し、宝冠ののチャクラ、クラウンチャクラと呼ばれる。スピリチュアルな世界に導かれ、直感が冴え、直感に従って行動することで人生がどんどん花開いていく。
⑧第８チャクラ（頭上）
・キーワード
宇宙の加護と祝福、見えない存在のサポート、命への敬意、感謝、次元上昇
◯自分で行うチャクラヒーリング
①床にあぐらを組んで座る。背骨はなるべくまっすぐに。
②合掌し、薄目にして、宇宙と地球につながるパイプとなっている自分を意識し、深い呼吸を繰り返す。頭から美しく清らかな光のエネルギーが入ってくるとイメージして。心の中、あるいは小声で「ありがとうございます」をゆっくり丁寧に５回唱え、唱えた言葉の余韻が体に広がるのを感じる。
③頭頂の第７チャクラと会陰近くの第１チャクラに左右の手をピタリと当て、第７〜第１までを掃除するつもりで呼吸を繰り返す。口からそっと漏れるように吐き、鼻から吸うという順番で、５回ほど、７〜８秒かけて吸ったり吐いたりできるようになったら、いい状態に。呼吸も自然なものに戻してOK。
④頭の第７チャクラから順に、体の前面と背面からチャクラを同時に挟むようにして、全７箇所に手を当てていく。１箇所につき、２〜３分を目安に。
⑤１箇所ずつチャクラを感じてみる。色があるとすれば、どんなか感じ？輝きは？大きさは？ムードは？チャクラからのメッセーを感じたい時は、チャクラに質問をする。「私に伝えたいことがありますか？」
感覚の問題でもあり、ロジカルに考えようとすると怪しく感じますが、体で感じようとするとなんとなくわかる。そんな感じでしょうか。目に見えない世界は、つかみどころが難しいですが、「なんかありそう」「なんとなく感じる」。まずはそんなところから、体験していって、感覚的に自分にとって必要かどうか判断していきたいなと思います。
