『レイキで心と体を浄化する本』(矢野こと葉)
頭が痛くなったとき、自然と頭に手をやる。傷ついた皮膚に手を当てていると、いつの間にか痛みが和らぐ。不安な時には手を握ってもらうだけで安心できる。緊張したときには胸に手を当てるとドキドキが治る。こうした、ハンドヒーリング(手当て療法)である「レイキ」を日常生活に取り入れて行こうという一冊です。最近追いかけている一つである「目に見えないものを日常に取り入れる」一環で読んでみました。宇宙的なところはピンと来ませんが、上記のような経験はあり、現実と不思議の間を行く感じでした。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯治療法としてのレイキ(霊氣)
・大正時代に日本で始まった手当て療法で、外気功と呼ばれる気功の一種。波動の高い宇宙の気を直接身に受け、全身の気の流れをよくすることで自然治癒力が高まり、病が治るという考え方に基づいて使われている。
・外気功の流れ
外気功は宇宙のエネルギーを取り込み、カラダの中を巡らせるもの。修行しなくても誰でも使える。
・内気功の流れ
武術気功などでも知られる内気功は、自分の中の気を体内に巡らせるもの。使えるようになるには、肉体的、精神的な修行が必要。
◯レイキヒーリング
①自己ヒーリング
・自分の心やカラダへのヒーリング。
・カラダに直接、手のひらを当てて行う。エネルギーセンターであるチャクラ(※)や痛みのある患部などに当てる場合が多い。
・あぐらの姿勢で座り、頭部から性器・肛門近くまで、13箇所ほどを上から順に1〜3分ずつヒーリングしていく。
②他者ヒーリング
・他の人に、患部に手を触れて直接でも行えるし、チャクラやオーラのヒーリングなら、カラダから少し離して手を当てる。オーラに触れているから、数センチ〜数十センチ離しても大丈夫
(※)チャクラ
1)第1チャクラ(会陰)
物質的な豊かさ(肉体的健康、食欲、経済・物質の豊かさ)
2)第2チャクラ(おへその下、丹田)
人間の中心、自己肯定感、人生の目的
3)第3チャクラ(みぞおち)
感情の解放、意志の強さ
4)第4チャクラ(胸)
ハートの癒し、慈愛
5)第5チャクラ(喉)
自己表現、コミュニケーション
6)第6チャクラ(眉間)
イメージ力、夢実現力、超感覚
7)第7チャクラ(頭頂)
精神性、悟り
③遠隔ヒーリング
・その場にいない人へのヒーリング。
◯レッツ浄化!
①姿勢に気をつける
立っているときも、座っているときも、胸を開いて、肩を下ろし、自然にまっすぐ、天と地に繋がっている状態を意識する。
②食事に気をつける
旬の野菜や穀物を中心にいただく和食をメインに。腹八分目。
③言葉に気をつける
言葉は思考を作り、思考は現実を作る。「嬉しい」「楽しい」「幸せ」「ありがとう」といった明るい言葉や、口にして気分が良くなる言葉、耳にして嬉しくなる言葉を使うと心が清らかになる。
④考えに気をつける
できるだけ考えるだけで嬉しく、ワクワクするようなことを考える。
⑤掃除・整理整頓をする
環境はとても大切。身の回りをスッキリ整理すると、心も落ち着き、穏やかになる。
⑥明るくて楽しい気持ちになるファッションにする
着るだけで気分がウキウキし、体調が良くなるようなファッションを心がける。
⑦感情を浄化し、ストレスをため込まないようにする
夜寝る前までに、なるべくその日1日の中でたまったストレスとサヨナラする。
◯レイキをやってみる
①エネルギーボールをつくってみる。
1)目を閉じてセンタリング(天と繋がる)とグラウンディング(地と繋がる)を意識する。
2)「ありがとうございます」と心の中で唱える。
3)息を口から細く長く吐いて、吐き切ったら鼻から吸うのを繰り返す。
4)手を合わせて合掌する。
5)頭のてっぺんから光のエネルギーが入ってきて、光が全身を満たし、その一部が手のひらからほとばしるのをイメージする。
6)息を白ごとに、手からレイキが出ているのをイメージする。
7)息を吸うときは、頭のてっぺんからきらきらひかる光のエネルギーが注ぎ込まれているとイメージする。
8)手のひらの感覚を近づけたり、離したりしてみる。手のひらや指先に、ほんの少しでも、ピリピリ、ビリビリ、ジワジワといった感覚がありますか?手のひらと手のひらの間に、何か空気の圧力のようなものを感じますか?
9)手を近づけたり、離したりしながら、手と手の間に、まあるいボールをつくってみましょう。どんな感じがしますか?ふんわり?ゴムボール?磁石のような感じ?
10)今、あなたの手からは、レイキが出ています。
②自分自身へのハンドヒーリング
1)あぐらの体勢で座る。
2)目を閉じてセンタリング(天と繋がる)とグラウンディング(地と繋がる)を意識する。
3)「ありがとうございます」と心の中で唱える。
4)息を口から細く長く吐いて、吐き切ったら鼻から吸うのを繰り返す。
5)頭のてっぺんから光のエネルギーが入ってきて、光が全身を満たし、その一部が手のひらからほとばしるのをイメージする。
6)呼吸を繰り返していると、だんだん手やカラダの一部が熱くなってきます。
7)手を気になる場所に当てましょう。手から出ている癒しのエネルギーによって自然治癒力が高まり、気の滞りが解消されて行く。
8)気持ちがいい、もっと当てて痛いと感じる場所は、癒しを求めている場所。カラダが自然に動いたり動かなくなったりするときは、カラダにまかせましょう。心が苦しいときは、ハート、考えすぎて疲れたときは頭のヒーリングが効果的。
「気」をよくする生活習慣、心の持ちよう。そうした日常のあり方についてヒントになる本でした。ちょっとかじっている「気功」とも通じるところがあります。感覚的なところが大きく一人ではなかなかわかりにくいところがあり、セミナーなど、誰かから教えてもらうのが一番早そうです。エネルギーボールはよく作っているので、感覚はわかるのですが、その先どう生かすか。この辺りの初心者レベルをウロウロしています。