MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

小説 天気の子(新海誠)

『小説 天気の子』(新海誠

 『君の名は。』に続き、映画の前に小説から。

 先に小説を読む良さは、

①ストーリーが頭に入り、映画では映像や演出に集中できること

②文字だけで微妙な心境や状況を演出する表現力を味わえること

そして、感情読み

感情表現に着目して読むこと(できれば感情表現箇所に線引きや◯囲みをするとなお効果的)。

小説は感情表現のバリエーションを広げるのにとても役立ちます。

 

(印象に残ったところ・・本書より)

・小説のため内容は省略。

・「何も足さなくていいから、何も引かないでほしい」「いつかこういう日が来るということを、本当は誰もが知っていた」。人生で何度も訪れるであろう思い。だからこそ今ここを大切にしたいと感じました。

・本書の紹介文(裏表紙より)

 高校1年の夏、帆高は離島から家出し、東京にやってきた。連日降り続ける雨の中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は不思議な能力を持つ少女・陽菜(ひな)に出会う。「ねぇ、今から晴れるよ」。それは祈るだけで、空を晴れにできる能力だった。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの行き方を「選択」する物語。長編アニメーション映画『天気の子』の、新海誠監督自身が執筆した原作小説。

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

 

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