『ビジネスに効く最強の「読書」』(出口治明)<2回目>
ライフネット生命の会長兼CEOでありながら、歴史に精通されており今や教授にもなられている著者。歴史に関する著書も多数ですが、本書は、歴史・古典を中心にビジネスに役立つ教養の書籍108冊が紹介されています。根本に立ち返り、教養を深めたい方が良書を探すのに適しています。私もまだ108冊の中で読んだ本はわずかですが、少しずつ読破していきたいと思います。ざっと読むというより、じっくり読む。しっかり考えるその時間に価値がある。そんな書籍がずらっと並んでいます。
(今後読んでみたい書籍・・本書より)
◯リーダーシップを磨く上で役に立つ本
『ローマ政治家伝1カエサル』(マティアス・ゲルツアー、名古屋大学出版会)
◯人間力を高めたいと思うあなたに相応しい本
『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』(塩野七生、新潮文庫)
◯仕事上の意思決定に悩んだ時に背中を押してくれる本
◯自分の頭で未来を予測する時にヒントになる本
『第五の権力』(エリック・シュミット、ダイヤモンド社)
◯複雑な現在を紐解くために不可欠な本
◯国家と政治を理解するために押さえるべき本
『人間の条件』(ハンナ・アレンと、ちくま学芸文庫)
◯グローバリゼーションに対する理解を深めてくれる本
『近代世界システム1』(l.ウォーラステイン、名古屋大学出版会)
◯老いを実感したあなたが勇気づけられる本
『老い』(シモーヌ・ド・ボーヴォワール、人文書院)
◯生きる事に迷った時に傍に置く本
◯新たな人生に旅立つあなたに捧げる本
『グレートジャーニー1〜5』(関野吉晴、角川文庫)
10テーマから20冊読んでみたい本をピックアップしましたが、岩波文庫強しという感じです。ちょっと読みにくいなぁと抵抗がある岩波文庫ですが、ワイド版が徐々に増えており、サイズが大きくなるだけでも相当読みやすいです。岩波文庫やちくま学芸文庫は今後読み進めていきたい領域です。