『見るマインドフルネス』(デヴィッド・シラー)(◯)
「人生を変える26のエクササイズ」というサブタイトルが付された本書は、26種類の気づきをベースにした瞑想本です。写真が多く、文字が少ないというとっても読みやすい内容で、エクササイズを試したくなります。感性に訴えかける内容だと思いますので、興味のある方は店頭で手に取ってみることをお勧めします。どのエクササイズも取り組みやすそうな内容で、日常生活の中で実践できるものです。
【本書の学び】
◯26のエクササイズ
①人間は見たいものだけを見ている
②まずは、ありのままを捉えることが大切
③綺麗な景色、心地よい景色は日常に溢れている。気づいているかどうかの差。
(印象に残ったところ・・本書より)
①自然の中でただ静かに座ってみる
②変わりゆくものを探す(変化しないものなどない)
③見上げる
④不完全であることを味わう
⑤見ているものを描き出す
⑥至近距離で観察する
⑦徒歩5分の道のりを30分かけて散歩する
⑧メモ帳を持ち歩く
⑨ものの呼び名を使わずに表現してみる
⑩窓越しの風景を一枚の絵に見立てる
⑪見るための心の準備をしておく
⑫影が織りなす世界を味わう
⑬あるがままの自分を観察する
⑭目を閉じて撮影してみる
⑮空を見上げてみる
⑯価値判断をせずに見る
⑰スケッチブックを持って散歩に出かける
⑱足元に目を向ける
⑲光による彩の変化を楽しむ
⑳「今この瞬間」に目に映るものを楽しむ
㉑「背景」にある景色を見る
㉒見ているものを表現する「新しい言葉」を考える
㉓雨の日に散歩をする
㉔すべてのものの「かけがえのなさ」を知る
㉕同じ場所で何度も何度でも見る
㉖自分の意思を手放す
◯ことば
・「世界中を旅したとしても、何も知り得てはいないのだ。何かを深く理解するためには、多くの物事を見ることではなく、目に映るものを真摯に見つめることが必要なのだ」(ジョルジョ・モランディ(画家))
・「何かを見るとすぐに、そのことについて理性で考え始めてはいないか。理性で考えるやいなや、それはもはやあなたが見たものではなくなるのだ」(鈴木俊隆(僧侶))
・「探すのではない。そこにあるものを、立ち止まって、見よ」(和尚/バグワン・シュリ・ラジニーシ(宗教家))
本書で、いろいろな「見る」という方法に目を向けてみると、いかに普段自分が見たいものだけを見ているかに気づくことができます。自分が感じることができる世界は日常に溢れており、何に意識を向けるか(または何にも向けないでありのまま感じるか)ということを改めて考える機会となりました。そのうち1カ月集中で26エクササイズにチャレンジしてみたいと思います。