『共感SNS』(ゆうこす)(◯)<2回目>
前回読んだときも良書だと思いましたが、改めて読んでみて、やはりいい本でした。SNSを通じたこれまでのエピソード(物語性)、思い、テクニック・知識のバランス。読みながら、自分自身のSNS投稿とも照らし合わせながら、自分に足りないところや改善点の気づきにもなるという点でとても優れている内容でした。ジャケ買いした当時には思いも寄りませんでしたが、2019年のBEST5に入れたい一冊でもあります。
(印象に残ったところ・・本書より)
①どんな主人公なのか
・何をプラスして発信すると、共感を生めるのか。
・それは、理由や思い。自分に「何で」「何で」と問いかけてみる。
・呼び捨てしやすい名前をつける。みんなが読める。ハッシュタグ分散を避ける。
・唯一無二の肩書を作る
②どんなストーリーなのか
・何年後にどんな最終回を迎えたいか?
・それをいつまでに達成すべきか。最終回に向けて、何話目までにどんな展開にしておきたいか。
・挑戦がないと飽きられる。
③どんな人に見て欲しいのか
・相手を限定するほど届きやすい
◯挑戦がないと飽きられる
・低評価が減ると、一見良さそうだが、低評価が減っていくにつれ、日に日にコメントが減っていく。飽きられてしまう。
・失敗はあったほうがいい。それすらも発信したほうがいい。
◯知名度ゼロからフォローワーを増やす
①情報の価値
・共感を生む情報の発信
・相手が自分をフォローすることにどれだけメリットを提供できるか
②プロフィールがSNSを制する
・アカウント名は本のタイトル(あなたは何者なのか?)
・プロフィール欄の1行目は、本の帯。メリットを最大限に伝える。
・ビジュアルでターゲット層に届けるには、ヘッダ画像とアイコン
◯「いいね!」よりも「リツイート」
・リツイートは共感。自分では言えないことも、リツートなら、発信者の名前を借りて情報を発信することができる。
・1ツイートに情報を集約。ツイートが複数になるとリツイートしづらい。
◯ググるより、タグる
・インスタ映えより、タグ映え
・タグがちゃんとつけらていない投稿は、橋のかかっていない無人島のようなもの
・タグ検索で人気のタグを知り、差別化で目立つ
・タグをつけるときには、自分のターゲット層は実際にそのタグで検索するだろうか?とイメージしてみる。
・無駄なタグはつけない。
◯サムネイル命
・YouTubeはサムネイルが命。YouTubeの再生回数は、サムネイルで決まる。
◯フォロワーをファンに
・フォロワーとファンとの一番の違いは熱量。
・階層分けがファンづくりの入り口
1)自分をまったく知らない人
2)自分の名前は聞いたことがある人
⇨以上、新規層
3)とりあえずフォローしていて、投稿をたまに見てくれる人 ⇨ライトファン層
4)「いいね」やリツイート、コメントを積極的にしてくれて、生配信など他のコンテンツを見てくれる人 ⇨コアファン層
5)時間とお金を、ネット上でもリアルでも使ってくれるファン ⇨マニア層
・多くのSNSを使うのはフォロワーを階層分けするから
・特に大事なのは、マニア層の人たちの居場所をしっかりと用意してあげること。マニア層をしっかりとケアすることで、熱量のあるファンが増え、アカウントがどんどん活性化する。
・YouTube:1)2)の新規層向け
・Twitter:比較的広め
・Instagram:ターゲット層に狙い撃ちでアピールしやすい
・ブログ・生配信:コアファンむけ
◯ファンに頼って壁を取り払う
・「あなたの意見が実際に反映されるんだよ!」という発信を定期的に行う。例えば、バナーの作成をファンにお願いしてみる。YouTubeの動画のスタイルをみんなに決めてもらう。生配信のテーマをみんなにアンケートで決めてもらう。
・「みんな」を強調し、疑問系で投げかける。
◯習慣化
・継続する数は、わかりやすい熱量の届け方。毎日時間を決めて投稿すると、コアファンをスケジュールを立てやすくなる。
インフルエンサーの方の発信というのは、自分自身が楽しんでいる、かつ、SNSを見ている相手目線で投稿されているということを感じます。頭では理解できますが、楽しみよりちょっと義務感を感じていたり、ついつい自分目線の投稿になったり、この辺りが難しいところです。そして、発信のターゲットの絞り方。この辺りは、お友達向けの投稿とビジネスとしての投稿の違いになるのかなと思います。自分の発信をビジネス的にターゲットを絞るとどういうターゲットになるんだろう?というのは、未だ言語化できていないところです。