『なぜか話したくなる人、ならない人』(有川真由美)
自分が発するオーラって自分ではよく分かりませんが、他人が発するオーラを感じることってありませんか?そのオーラってなんなんだろう?って思うことがあるのですが、そのオーラのひとつが「話しかけやすいオーラか、話しかけにくいオーラか?」。初対面で感じることもありますし、職場などで毎日顔を合わせる人でも感じます。その違いはどこにあるのか?それを多方面から解説してくれているのが本書です。良いオーラを発するために!本書のすべてを備えるのはなかなか難しいのかもしれませんが、自然体の自分がやってしまいそうな「話しかけてくれるなオーラ」に注意して「こういうことを心がけよう!」という気づきが得られれば、少しずつ自分も変化していくものだと思います。コミュニケーションは毎日とるものだからこそ、良い時間を積み重ねていきたいものです。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯話しかけたくなる人
・穏やかな人になるには、肯定的な言葉とゆっくり丁寧に話すこと
・目を合わせる。微笑みが大切。
・話を聞いてくれる人
・得意分野があるが、欠点もある
・自然体で素の自分
◯話しかけたくなる人のマナー
・声かけには、ひと言だけでなく二言で返す
・事柄より感情。感情を伝えよう!
・「あなた」を会話の主役にして質問する
・相手目線で話す。伝えることより、伝わること
・自慢話より失敗話
・長い雑談より短い雑談をちょこちょこする
◯「話しかけたくない」をなくす
・意識は周りに向ける
・自分から話しかける
・表情を明るく、言葉遣いを丁寧に
・心地良いあいづちを!(「そうですね」⇨「そうなんですか?」「それはいいですね」「そうだったんですね」)
・世代が異なる人とも付き合う
・自分がご機嫌でいる
・どう思われているか?の壁を低く。「周りは自分のことをさほど気にしていない」
・椅子は浅く座ると背筋が伸び、まっすぐ前を向いた姿勢になる。
・誰にでも同じように丁寧に接する。
・他人に優しく、自分に対してもゆるさを持つ。
・正論が届かないこともある
・相手にもいろんな部分がある。価値観は人それぞれ!
・「ま、いっか!」と思うことも大切
◯どんな人とでもキズナをつくるコツ
・持ちつ持たれつの精神
・一緒にやろう!
・同じネタで笑う
・共通点を見つける
・次につながることを見つける
・お願いよりも相談する
・夢や目標をオープンにしておく
・相手の幸せに貢献する
・こまめに声をかける
◯話しかけるのがうまい人の秘訣
・話しかけたくなる人は、自分からも話しかけている人
・ファーストアクションはなんでもいい!ふと感じたことのつぶやきが話しかけになる
・相手に対する気づきを口にする
・相手の変化に気づく
・簡単な質問や頼み事が話すきっかけになる
・相手が答えやすい質問をする
・相手の返答から会話を広げる
①連想ゲームで話を広げる
②5W1Hの質問で話を深掘りする
③流れの中で自分のことを話す
・自分のことを話して相手のことも聞く。「私は〜ですけど、◯◯さんは?」
・何かできることを見つける
・相手の都合を見て声をかける
全体を見て感じるのは、①ゆっくり丁寧に話すこと、②意識を自分ではなく相手に向けること、③ちょっとした気づきから始めてみること。この辺りから全体が動き始めるのではないかと思います。無理せずちょっとずつ試してみましょう!