100倍クリックされる超Webライティング実践テク60(東香名子)
『100倍クリックされる超Webライティング実践テク60』(東香名子)(◯)
記事が読んでもらえないのは、タイトルにクリックしたくなるような魅力がないから。タイトルさえ良ければ、何万人にも読んでもらえる。本書は、ウェブメディアコンサルタントであり、コラムニストでもある著者の経験をもとに、多くの読者に読んでもらえるようにWebライティングの法則を丁寧に説明した解説書です。普通の文章とWebの文章は何が違うのか。ポイントがわかりやすい一冊です。
(印象に残ったところ・・本書より)
◯基本事項
・発信したいことはなにか?先ずは「書くテーマ」を決めること。
・誰に記事を読んでもらいたいのか?自分のためではなく、誰かの役にたつ文章を書く。
・読者に読んで欲しい時間によって書き方を変える。読む時間帯と文章のテイストが合わないと、読者が結びつきづらい。
・読者にどこで読まれるか、読者の行動や場面を想像する。
・なぜその情報が必要か?すべては読者を満足させるために書く。
◯誰に書くかを明確にする
・読者設定は、細かければ細かいほどいい。
・モデル読者を設定する際は、なるべくリアルに書き出す。性別や年齢はもちろん、年収や生活パターンに至るまで。
・モデル読者に名前をつけて可愛がる。興味があること、食いつくポイントを見極め、その人が悩んでいることを想像する。
◯ヒットタイトル・テンプレート
① 〜できる+数字+法則
(例)「男性が好きな白肌をゲットできる4つの法則」
②〜が解決する+商品名+とは?
(例)「長年の薄毛の悩みが解決する「ABC育毛剤」とは?
③「A」と「B」の違いとは?
(例)「もりそば」と「かけそば」の違いとは?
④〜あるある+BEST+数字
(例)「就活で心が折れそうになる瞬間あるあるBEST4」
⑤時事ニュース+数字+理由
(例)オリンピックが開催されると経済が潤う4つの理由
⑥〜してはいけない+数字+理由とは?
(例)「メイクしたままで寝てはいけない」4つの理由とは?
⑦誰が+何を+してみた
(例)「70kgぽっちゃり女子がカラオケで1000kcal消費してみた」
⑧〜な人は何%いると判明!
(例)「ジムに通って運動不足を解消できた人は80.0%もいると判明」
◯わかりやすい表現
・ストレートにわかりやすく、100人見たら100人が同じ解釈をするように書く。
・小学生でもわかるような簡単な表現すれば読者は逃げない。難しい言葉だらけでは、距離を取りたくなるもの。
◯タイトル
・私もできそうって思われるタイトルをつける。「簡単にできるよ」という雰囲気。
・タイトルの長さは30文字前後(3秒で読める)
・最初の9文字以内にキーワードを置く(1秒で心がつかめる)
・無駄な要素はカットして、たくさんの情報をタイトルに詰め込む
・ひらがな・カタカナをバランスよく組み合わせる
・同じ言葉を繰り返さない
・「!」は1つまで
・記号や顔文字をカットすると説得力のあるタイトルになる
◯記事のクオリティを爆上げするWebライティングテクニック8
①文末を「です・ます」調にすると親近感を感じる。
②「1記事1テーマ」を守ると伝えたいことがしっかり伝わる。
③文末を言い切り系で書けば、文章に説得力が生まれる。
④「私は〜」という表現を避けると、文章に客観性と説得力が生まれる。
⑤体言止めを活用すれば、文章にリズムが生まれる。
⑥1文を短くすれば、伝えやすいことがピンポイントで伝わる。
⑦類語辞典を活用すれば、文章力が飛躍的にアップする。
⑧「起承転結」を忘れるとWebライティングはうまくいく
⇨Webライティングに起承転結は不要。ただし、「4つの◯◯」の場合は、3つ目に意外な方法を持ってくるといい。
とっても具体的でわかりやすい本書。本書に限らずですが、成果を出されている方が、自分の体験したノウハウを公開されている本というのは、説得力と具体性があっていいですね。私は、Facebook、ブログ、Twitterと3つのSNSの発信をしていますが、本書を読んで、3つの媒体ごとに文章表現を使い分け、発信することにますます興味が湧いてきました。