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MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

人工知能と経済の未来(井上智洋)

『人工知能と経済の未来』(井上智洋)(〇) この本の良さは、帯の孫泰蔵さんのコメントに現われていると思います。「この本凄いです。マジでこの人の言説が今一番スゴイ。未来を論じるための知識・アプローチ・言説の明快さ、すべてに完全に負けたー!って…

GRIT やり抜く力(アンジェラ・ダックワース)

『GRIT やり抜く力』(アンジェラ・ダックワース)(〇) 2016年のビジネス本ベストセラー。本書は著者が「やり抜く力」について学んできたことの集大成の一冊。「やり抜く力」は固定したものではなく変化する。長い目で見れば才能よりも「やり抜く力」が強…

ザ・コーチ(谷口貴彦)

『ザ・コーチ』(谷口貴彦) 住宅販売会社の営業マンがある老紳士とであり、生涯最高の自分に気づく物語。行動を継続していく習慣を身につけ、目標を活用する達人になることにより、幸せを手にする方法とは? (印象に残ったところ‥本書より) 〇目標・目的…

ビジネスエリートの新論語(司馬遼太郎)

『ビジネスエリートの新論語』(司馬遼太郎)(〇) 昭和30年、産経新聞社の記者であった司馬遼太郎さんが、本名、福田定一名で刊行した『名言随筆サラリーマン ユーモア新論語』を原本として復刊された本書。時代背景特有の記載もありますが、「あれ?今も…

読書の技法(佐藤優)

『読書の技法』(佐藤優) 月に300~500冊も本を読む超人の読み方ってどんな感じ?という素朴な疑問から購入してみた本書。決してマネはできない思いますが、何となく近い感覚で自分もやっていると確認したところや新たな発見など、得るところの大きな本でし…

生産性(伊賀泰代)

『生産性』(伊賀泰代)(〇) 『自分の時間を取り戻そう』(ちきりん)のビジネスパーソン版。生産性の向上は、コスト削減と付加価値額の向上。工場以外での生産性に関する意識の低さが、世界と戦う日本企業にとって大きな足かせになっているとの認識のもと…

僕らが毎日やっている最強の読み方(池上彰、佐藤優)

『僕らが毎日やっている最強の読み方』(池上彰、佐藤優)(〇) このお二人が新聞・雑誌・ネット・書籍の読み方について解説した一冊。お二人がスゴイのはもちろんですが、一般の人が読む際の注意点やポイントについて的確な解説がされており、とても刺激が…

徒然草(著:兼好 校訂・訳:島内裕子)

『徒然草』(著:兼好 校訂・訳:島内裕子) 子供の頃に教科書で読んで以来。コーチング仲間が紹介してくれた第150段のことばに惹かれ、今回全243段を読んでみました。やはり、今の自分に刺さったのは、150段の名人論でした。徒然草は、「つれづれ」というだ…

成功は服が決める(西岡慎也)

『成功は服が決める』(西岡慎也) 著者は、2万人以上をコーディネートしてきた男性ビジネスパーソン専門のファッションコンサルタント。①プライベートとビジネスのバランスをとり、②セルフイメージを上げ、③自分に自信を付けて次の一歩を踏み出す。知識や…

逆説の生き方(外山滋比古)

『逆説の生き方』(外山滋比古) 「人間万事塞翁が馬」「禍福は糾える縄の如し」に通じるように、人間の禍福はより合わせる縄のように入れ替わり、不変の禍福はない。マイナス先行が良く、プラス先行ではうまくいかない。幸不幸の常識を180度転換させる人間…

フセンで考えるとうまくいく(平本あきお)

『フセンで考えるとうまくいく』(平本あきお)(〇) チームフロー代表の平本さんの著書。フセンを使った様々なコーチング術について、まとめられています。本書では個人ワークとして実施できるように書かれていますが、実際にはセミナーやコーチングの場で…

未来の働き方を考えよう(ちきりん)

『未来の働き方を考えよう』(ちきりん) いったい、何歳まで働くのか。どのように働くのか。未来はどんな世界に変わっていくのか、想像を超える変化の中で、私たちはどのように生きていくのか。遠い未来は分からないけれど、次の10年で働き方は大きく変わ…

ソース(マイク・マクマナス)

『ソース』(マイク・マクマナス)(〇) 友人から紹介された本書。生きる源である「ワクワク」(個性)は、心の扉を開く鍵であり、自分の中のワクワク探しは一回きりの発見で終わる訳ではない。ワクワクの源(=ソース)を発見すれば、自分の情熱や生き方と…

多眼思考(ちきりん)

『多眼思考』(ちきりん) 2014年に発売された本書は、著者がTwitterでつぶやいた27,000ツイートの中から、ユニークなメッセージを含むつぶやきだけを厳選して抽出した、濃密な「思考と思想」の本です。Twitterは何かのテーマについて深く学ぶことはできない…

自分の時間を取り戻そう(きちりん)

『自分の時間を取り戻そう』(ちきりん) 忙しすぎる毎日。本書はそんな多くの人が感じている「時間」について、生産性(アウトプット/インプット)をキーワードとに捉え直し、超多忙な生活から脱し、自分の人生を楽しむ力を高めていこうという内容です。ち…

本物のおとな論(外山滋比古)

『本物のおとな論』(外山滋比古) 本書は、いつまでたっても大人になることが難しい、「ハコ入りこども」が増えていることに問題意識を持った著者が、本物の大人とはなんだろうかという点についてまとめた一冊です。周りと合わせているうちに、「ハコ入りこ…

未来のことは未来の私に任せよう(黒木奈々)

『未来のことは未来の私に任せよう』(黒木奈々) 著者はフリーアナウンサーで、昨年32歳の若さで胃がんで亡くなられました。本書は、亡くなられる約半年前、現場復帰された直後に執筆・発行されました。子供の頃からの憧れのアナウンサーにようやく慣れた直…

具体と抽象(細谷功)

『具体と抽象』(細谷功)<2回目> 前回はクリティカル・シンキングを意識して読んだ本書。今回は、現在勉強中のコーチングを意識して読んでみました。 コーチングでは、「幸せも不幸も具体的なエピソードなしには存在しない」「抽象ではコーチングはでき…

価値ある自分に出会う20の質問(豊田祐輔)

『価値ある自分に出会う20の質問』(豊田祐輔) 本書では自分軸を自分ダイヤモンドと喩えて、自分ダイヤモンドを見つけることで人生の土台を作り、自分らしい人生を送ることを目指しています。チームフローのアプローチとはかなり異なりますが、目指すところ…

神の福になった少年(丘修三)

『神の福になった少年』(丘修三) 著名な本ソムリエのお薦め書籍です。仙台のあちらこちらの商店で商売繁盛の福の神として写真が飾られている芳賀四郎(通称:仙台四郎)さん。明治の初めを生きたこの方は、知恵が遅れていたために、みんなにばかにされなが…

人生がうまくいく「心のスイッチ」の入れ方(平本あきお)

『人生がうまくいく「心のスイッチ」の入れ方』(平本あきお) チームフロー代表の平本さんの2007年の著書です。「実際に起こった出来事」を変えることはできないが、「その出来事をどうとらえ」「自分に何ができるか」は、自分で選べる。そのための「心のス…

成功するのに目標はいらない!(平本あきお)

『成功するのに目標はいらない!』(平本あきお)(〇)<2回目> 来週からのコーチング実践期間突入にあたり、本書だけはもう一度目を通しておきたいと思い再読しました。 自分軸には「ビジョン型」と「価値観型」があり、経験的に約8割が「価値観型」。 …

人はなぜ不倫をするのか(亀山早苗)

『人はなぜ不倫をするのか』(亀山早苗) ちょっと興味惹かれるタイトルだけど、なかなか手に取りにくい・・・そんなテーマですね。本書が面白いのは、不倫とは関係ない専門家がそれぞれの専門テーマから不倫について語っている点です。ジェンダー研究、昆虫…

魂の読書(清水克衛)

『魂の読書』(清水克衛) 「読書のすすめ」店主で、本ソムリエでも著名な著者が、読書について書いた本書。面白そうな本が多数紹介されているのも参考になります。 (印象に残ったところ‥本書より) 〇読書の目的 読書離れの本質的な原因は、ゲームやスマホ…

忘れる力思考への知の条件(外山滋比古)

『忘れる力思考への知の条件』(外山滋比古) 「記憶することは良いこと、忘却することは悪いこと」。当たり前のように子供の頃から教えられてきたこと。本書では、記憶と忘却は敵対関係にあるのではなく、精神活動が実り多きものになるためには、手を取り合…

大人の思想(外山滋比古)

『大人の思想』(外山滋比古) 1983年に発刊された『ライフワークの思想』大幅に加筆・再構成し2015年に発刊された本書。知的生活を楽しむための思考の視点を切り替えるヒントが多く、発想の着眼として面白い内容でした。著者の各著書で深堀された内容が広く…

「日本男児」という生き方(笹幸恵)

「日本男児」という生き方(笹幸恵) ある本のソムリエで有名な書店主がご紹介された本書。著者は、太平洋戦争をテーマにした記事を書かれているフリーライターで、”戦跡巡礼団の看板娘”と称されている方です。戦時を生き抜いた方々への取材経験を通じて、今…

ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか(山崎繭花)

『ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか』(山崎繭花) HBS(ハーバード・ビジネススクール)の教育改革の一環として2010年以降取り組まれている「フィールド・メソッド」。実際に教室を出て現場で経験しながら学ぶ取組みで、世界の厳選された地域で行われ…

ビジネス・ペップトーク(占部正尚)

『ビジネス・ペップトーク』(占部正尚) ペップトーク?なにそれ・・・「ペップトーク」という言葉に出会ったのは、わずか1カ月前。ペップトークとは、相手のポジティブな力を引き出すショートスピーチで、スポーツ界、教育界、医療界、ビジネス界などから…

ビジネスZEN入門(松山大耕)

『ビジネスZEN入門』(松山大耕) グロービス経営大学院のあすか会議で講演を拝聴したことがある著者は、妙心寺退蔵院副住職を務められる一方、ダボス会議(世界経済フォーラム)にも出席されるなど、ビジネス界でも活躍されています。ビジネス界でも流行し…

新・片づけ術 断捨離(やましたひでこ)

『新・片づけ術 断捨離』(やましたひでこ) 断捨離月間?に入ったため、本棚の奥から引っ張り出してあらためて読んでみました。分かっちゃいるけどできない・・・、やる気になったのは僅かな期間で長続きしない・・・、そんな片付けの世界。気持ちの問題か…

片付ける勇気(佐原美和、監修:岩井俊憲)

『片付ける勇気』(佐原美和、監修:岩井俊憲) 本書は、アドラー心理学を学んだ整理収納アドバイザーである著者が「片付け×アドラー心理学」で、片付けについてまとめられています。ちょうど私もアドラー心理学に基づくコーチングを学んでいるところで、「…

ムーブ ユア バス(ロン・クラーク)

『ムーブ ユア バス』(ロン・クラーク) 本書が伝えたいイメージは表紙の絵に集約されています。職場をバスにたとえ、それを動かしている社員。社員には、①ランナー(期待以上のことをやってのける人)、②ジョガー(できる範囲で仕事をする人)、③ウォーカ…

ローマ人の物語Ⅸ(塩野七生)

『ローマ人の物語Ⅸ』(塩野七生)(〇)<2回目> 第9巻「賢帝の世紀」は、トライアヌス帝、ハドリアヌス帝、アントニウス・ピウス帝の3名の生涯が描かれています。いわゆる五賢帝時代のど真ん中の時代を生きた3人。安定していたからさぞかし優雅な皇帝…

乱読のセレンディピティ(外山滋比古)

『乱読のセレンディピティ』(外山滋比古)(〇) 『思考の整理学』で有名なお茶の水大学名誉教授(1923年生)。本書は、「本はナメるようにじっくり丁寧に読むのがよい」とされていたこれまでの美学が揺らぎ始め、乱読という、雑ともとられる読み方が単に楽…

No.2理論(西田文郎)

『No.2理論』(西田文郎) 潰れる会社、伸び悩む会社に共通するのは、「優秀なナンバー2がいない」こと。優秀なナンバー1がいるのに潰れた会社はゴマンとあるが、優秀なナンバー2がいる会社で潰れたところはほとんどない。「ナンバー2が優秀だとなぜ会社…

バリュエ―ションの教科書(森生明)

『バリュエ―ションの教科書』(森生明)(〇) 森生先生の最新刊。ファイナンスⅠあたりで復習とファイナンスⅡに向けた準備として読むとちょうどよいレベル感の良書だと感じました。約240ページで考え方がシンプルに説明されており、とても読みやすい印象です…

本当の仕事(榎本英剛)

『本当の仕事』(榎本英剛) 「そもそも仕事とは何なのか」。この基本的かつ根本的な問いに対して、一旦立ち止まって、自分と仕事との関係について見直すきっかけにすることを目的に書かれています。「どんな仕事をするか」や「その仕事をどうやってやるか」…

幸せになる勇気(岸見一郎、古賀史健)

『幸せになる勇気』(岸見一郎、古賀史健)<2回目> 『嫌われる勇気』と合わせて通読。本書もヒットしましたね。先に『嫌われる勇気』を読んでから本書に入ったほうがすんなりと読めると思います。アドラー心理学の考え方を青年と哲人の対話により、イメー…

嫌われる勇気(岸見一郎、古賀史健)

『嫌われる勇気』(岸見一郎、古賀史健)(〇)<3回目> アドラー流コーチングを学び始めたせいか、3回目にしてようやく言いたいことが分かってきた気がします。大ヒットした本書ですが、1回目、2回目は腹落ちすることなく、どちらかというと青年の気持…

なんとかしたい「ベテラン社員」がイキイキ動き出すマネジメント(片岡裕司)

『なんとかしたい「ベテラン社員」がイキイキ動き出すマネジメント』(片岡裕司) 2016年から10年間で大企業では約340万人の50代非管理職が生まれるそうです。多くの企業で課題認識がある、ベテラン社員のマネジメント。本書は、50歳目前~60歳以降も働き続…

日本の年金(駒村康平)

『日本の年金』(駒村康平) 日本の年金制度。財政的にもたないのでは、つぎはぎの制度でとにかく理解できない、果たして自分は何歳からいくらもらえるのか、今の制度を信じていいの?こと、年金に関しては、否定的な意見しか出てこない方も多いのではないで…

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)

『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)(〇) これは、衝撃的な内容。「2007年生まれの人の半分は107歳まで生きる」「平均寿命は10年に2年以上のペースで延びている」「今20歳の人は100歳以上、40歳以上の人は…

服は、あなた。(政近準子)

『服は、あなた。』(政近準子) パーソナルスタイリストとして、これまで2万人ものスタイリングを通して、迷っている人、悩んでいる人に、服から人生を切り拓く手助けをされてきた著者。「服には、どう生きていきたいのか、その人自身があらわれている」と…

ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」(ジャック・ウェルチ&スージー・ウェルチ)

『ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」』(ジャック・ウェルチ&スージー・ウェルチ)(〇) 日本の経営の神様が松下幸之助さんなら、世界の経営の神様は、1981~2001年までGEのCEOを務めたこの方。2005年の『ウイニング』からはニュートロン・ジャック…

世に棲む日日(司馬遼太郎)(一)~(四)

『世に棲む日日』(司馬遼太郎)(一)~(四)<2回目> 吉田松陰、高杉晋作を描いた全4巻。久しぶりに本棚で目にとまり、吉田松陰を中心に振り返ってみようと、再読してみました。幕末、揺れに揺れた長州藩において、情熱と思想の象徴的な人物たち。司馬…

貧乏物語 現代語訳(著:河上肇、訳・解説:佐藤優)

『貧乏物語』(著:河上肇、訳・解説:佐藤優) 1916年に大阪朝日新聞に連載され、1947年に出版された『貧乏物語』(河上肇)の現代語訳版です。『貧乏物語』は、構造的な貧困がなぜ生じ、それを克服するにはどうすればよいか、という問題を正面から受け止め…

住友銀行秘史(國重惇史)

『住友銀行秘史』(國重惇史)(〇) これはおもしろい!住友銀行元取締役(当時は業務渉外部部付部長)による戦後最大の不正会計事件である「イトマン事件」の暴露本です。「よくここまで書けたな」と驚くくらい、詳細に既述されており、暴露本として秀逸で…

平成28年度版よくわかる年金制度のあらまし(監修:花輪賢一)

『平成28年度版よくわかる年金制度のあらまし』(監修:花輪賢一)(〇) 複雑で分かりにくい年金制度ですが、本書は約100ページに図表と簡潔な解説文で、年金制度がうまくまとめられています。人口構成とそれによる財政事情により、改正が繰り返されていま…

112日間のママ(清水健)

『112日間のママ』(清水健)(〇) とても感動した一冊。著者は、関西の人気テレビキャスター。29歳の若さで乳がんで亡くなった奥さんとの出会いから闘病生活が綴られています。 出会いから結婚まで(第1章)、妊娠直後にがんが発覚(第2章)、闘病。竹島…