MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。MBA講座と歩む読書生活。講座関連の書籍、講師お薦め本などを紹介。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキルなど、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

ナラティブ・セラピーって何?(アリス・モーガン)

『ナラティブ・セラピーって何?』(アリス・モーガン) ナラティブ・セラピーは、「再著述」の会話、「リ・ストーリング」の会話として知られているカウンセリング手法です。人は人生を生きる時、経験に意味を与え続けている。ストーリーは特定の出来事を一…

習慣の力(チャールズ・デュヒッグ)

『習慣の力』(チャールズ・デュヒッグ)(〇) 毎日の人の行動の実に40%以上が「その場の決定」ではなく「習慣」。習慣はある時点で意図的に作り、やがて考えなくても毎日何度でも行うようになるもの。要となる一つの習慣に狙いを定め、それがどのようにし…

解決志向ブリーフセラピー(森俊夫/黒沢幸子)

『解決志向ブリーフセラピー』(森俊夫/黒沢幸子) 多くの流派やアプローチがある心理療法やカウンセリング。本書では、臨床心理学の小難しい基礎知識が不要、単純さの割りに効果があるという特徴がある、解決志向(SFA:Solution-Focused Approach)というア…

カウンセリングの技法(國分康孝)

『カウンセリングの技法』(國分康孝) 1979年に発刊された本書。『カウンセリングの理論』がすごくまとまっていて良かったので、今回は、カウンセリングを実施する際の細かい作法や考え方がまとまっており、現在も第46刷と増版が続いている本書を読んでみま…

一流の達成力(原田隆史・柴山健太郎)

『一流の達成力』(原田隆史・柴山健太郎) 原田メソッド「オープンウィンドウ64」の考え方、使い方、使用例を中心にについてまとめられた一冊です。大谷翔平選手(北海道日本ハムファイターズ)が高校時代に実践した「オープンウィンドウ64」やミス・イ…

ビジョナリー・カンパニー③~衰退の五段階~(ジム・コリンズ)

『ビジョナリー・カンパニー③~衰退の五段階~』(ジム・コリンズ) ビジョナリー・カンパニーシリーズ第3弾は、衰退編。シリーズ1~2で取り上げた偉大な企業のうちいくつかが後に、卓越した企業の地位を失ったことに着目し、「衰退が明らかになる時点ま…

ゲシュタルト療法~その理論と心理臨床例~(倉戸ヨシヤ)

『ゲシュタルト療法~その理論と心理臨床例~』(倉戸ヨシヤ) タイトル通り、ゲシュタルト療法と臨床例がまとめられています。見た目からして、読みやすそうで、実際に臨床例も含めて、初心者でも入りやすい一冊でした。 「ゲシュタルト」とは、ドイツ語で…

ロジャーズ クライエント中心療法(佐治守夫・飯長喜一郎編)

『ロジャーズ クライエント中心療法』(佐治守夫・飯長喜一郎編) カウンセリングの古典とも言われる、ロジャーズの「クライエント中心」という考え方。本書は、そのロジャーズという原点を大切にして次世代に受け継ぐという役割を果たすことを目的にエッセ…

ビジョナリーカンパニー②(ジェームズ・C・コリンズ)

『ビジョナリーカンパニー②』(ジェームズ・C・コリンズ)<2回目>(〇) グロービス経営大学院の企業家リーダーシップの課題図書として読んで以来2回目。やはり良書でした。本書は、転換点から15年間で株式の平均運用実績が市場平均の6.9倍にも達する偉…

実践”受容的な”ゲシュタルト・セラピー(岡田法悦)

『実践”受容的な”ゲシュタルト・セラピー』(岡田法悦)(〇) ゲシュタルトとは、ドイツ語で「部分の集まりではなく、全体制を持ったまとまりのある構造」のこと。本書は、「今・ここ」を体験することに重点を置く、カウンセリングの一学派、ゲシュタルト・…

カウンセリングの理論(國分康孝)

『カウンセリングの理論』(國分康孝)(〇) 1980年に発行され、今も読み継がれている良書です。本書は、様々なカウンセリング理論を比較研究しながら自分の理論を構成するという折衷主義の立場に立って、まずはカウンセリング理論を概観することを目的にま…

潜在意識を変えれば、すべてうまくいく(アレクサンダー・ロイド博士)

『潜在意識を変えれば、すべてうまくいく』(アレクサンダー・ロイド博士) ほぼすべての問題、幸せや成功が達成できない状態は、内面の恐怖が原因になっている。本書で紹介されている原則は、昔からあるものかもしれませんが、それを最先端の科学でその原則…

ビジョナリー・カンパニー(ジェームズ・C・コリンズ他)<2回目>

『ビジョナリー・カンパニー』(ジェームズ・C・コリンズ他)(〇)<2回目> 1995年発売の名著シリーズ第1弾です。久しぶりに読み返してみましたが、20年以上経っても変わらない良さがあります。本書は、業界の金メダリスト(ビジョナリー・カンパニー)…

マイケル・ポーターの競争戦略(ジョアン・マグレッタ)<2回目>

『マイケル・ポーターの競争戦略』(ジョアン・マグレッタ)<2回目>(〇) 経営戦略の入門書として、『ストーリーで学ぶ戦略思考』(荒木博行)を読むと次に、ポーターの戦略本を読みたくなるところですが、そこでお薦めしたいのが本書です。あらためて読…

増田のブログ(増田宗昭)

『増田のブログ』(増田宗昭)(〇) TSUTAYAを運営するCCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の増田社長の著書です。本書は、増田社長がCCCグループ社員に向けて書かれた1500本近いブログから抜粋された記事がまとめられています。増田社長の経営にかけ…

ストーリーで学ぶ戦略思考入門(荒木博行)<2回目>

『ストーリーで学ぶ戦略思考入門』(荒木博行)<2回目>(〇) グロービス経営大学院荒木先生の著書。久しぶりに読み返してみましたが、あらためて現場で使える経営戦略の基本がわかりやすくまとまっている良書だと思いました。経営戦略を学ぶための最初の…

メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方(ジョゼフ・ミケーリ)

『メルセデス・ベンツ 「最高の顧客体験」の届け方』(ジョゼフ・ミケーリ)(〇) 本書は、メルセデス・ベンツで行われた大改革の詳細を内側から明かす、「世界最高の顧客体験」を提供しようと力を尽くした人々の記録。何をどのように実行したのかというこ…

ポジショニング戦略(アル・ライズ/ジャック・トラウト)

『ポジショニング戦略』(アル・ライズ/ジャック・トラウト)(〇) 『売れるもマーケ、当たるもマーケ』、『フォーカス』など良書が多い著者ですが、本書も良書でした。序文でフィリップ・コトラー氏が書かれていますが、4P(product,price,plece,promoti…

物語としてのケア(野口裕二)

『物語としてのケア』(野口裕二) カウンセリング月間を来月に控えた準備として読んでみました。本書は、ナラティブ・セラピーを中心に臨床領域におけるナラティブ・アプローチの考え方とその実践を紹介し、それらがケアという世界にどのような新しい視界を…

からだに「いい塩・悪い塩」(細川順讃)

『からだに「いい塩・悪い塩」』(細川順讃) 今の日本で流通している多くの塩は塩化ナトリウム99%以上の「精製塩(ミネラルがほとんど入っていない化学塩)」。精製塩からは、天然の恵みは受けることはできず、化学工業品である塩化ナトリウムという成分を…

新1分間リーダーシップ(ケン・ブランチャード他)

『新1分間リーダーシップ』(ケン・ブランチャード他) 1分間シリーズを読み進めています。本書は、1981年に出版された『1分間リーダーシップ』の改訂新版です。『新1分間マネジャー』で1分間目標・1分間称賛・1分間修正を身につけた主人公がリーダー…

新1分間マネジャー(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン)

『新1分間マネジャー』(ケン・ブランチャード、スペンサー・ジョンソン) 最近追いかけている、ケン・ブランチャードさん。1981年原著、邦訳1983年の改訂新版。物語形式でマネジャーに求められる「3つの秘訣」についてまとめられています。140ページ弱と…

第四次産業革命(西村康稔)

『第四次産業革命』(西村康稔) 著者は、旧通産省出身の衆議院議員で自民党人工知能未来社会経済戦略本部幹事長(2016年8月現在)。本書は、IoT、ロボット、ビッグデータ、人工知能(AI)といった技術革新による第四次産業革命を俯瞰しながら、フィンテック…

1分間顧客サービス(K.ブランチャード、S.ボウルズ)

『1分間顧客サービス』(K.ブランチャード、S.ボウルズ) 150ページ弱のコンパクトな物語の中に顧客サービスの大切な部分・・・熱狂的ファンをつくる3つの秘訣が語られています。その3つとは、①自分が何を望むのか決定せよ、②顧客の望むことを発見せよ、③…

売れるもマーケ 当たるもマーケ(アル・ライズ、ジャック・トラウト)

『売れるもマーケ 当たるもマーケ』(アル・ライズ、ジャック・トラウト)(〇) マーケティング22の法則とのサブタイトルどおり、マーケティングの不変の法則について書かれた本書。「ほとんどの人がマーケティングに法則があること、まして不変の法則があ…

星野リゾートの教科書(星野佳路)

『星野リゾートの教科書』(星野佳路)(〇)<2回目> 「教科書に書かれていることは正しい」「教科書通りでうまくいかないとしたら、それは理解が不十分で、取り組みが徹底されていなかったからに違いない」。経営課題に直面すると、その解決に役立つ本を…

社員の力で最高のチームをつくる(ケン・ブランチャード他)

『社員の力で最高のチームをつくる』(ケン・ブランチャード他)(〇) 帯に惹かれて購入しました。あの星野社長が惚れこんだ本書は、「1分間エンパワーメント」というサブタイトルのとおり、社員に能力をいかんなく発揮してもらうための取り組み方法につい…

<インターネット>の次にくるもの(ケヴィン・リー)

『<インターネット>の次にくるもの』(ケヴィン・リー)(〇) 昨年ヒットした本書。ずっと積読だったのですが、ようやく読み終えました。これはおもしろかった!今年の私のベスト5有力候補です。ネット社会が定着し、進化していく中で、未来を決める12の…

科学的に元気になる方法集めました(堀田秀吾)

『科学的に元気になる方法集めました』(堀田秀吾) タイトルに惹かれました。ハイ。本書は、毎日を元気にしてくれる科学的なノウハウ38項目が紹介されています。①エビデンスのあるノウハウだけを集めた、②誰でもどんな環境でも実践できる簡単なものを集めた…

LIFE SHIFT(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)

『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)(〇)<2回目> 昨年のベストセラーとなった本書。月末に主催する勉強会に向けて再読しました。やはり、良書でした。1ページ目の序文「2007年に日本で生まれた子供の半分は、107年以上生き…

乱談のセレンディピディ(外山滋比古)

『乱談のセレンディピディ』(外山滋比古) セレンディピディ=思いがけないことを偶然発見する力。一人でする読書では得られないものが、雑談の中にはある。そこから新しい発想が生まれる。そんなおもしろい視点で乱談のメリットを抽出した一冊です。 (印…

人は誰もが「多重人格」(田坂広志)

『人は誰もが「多重人格」』(田坂広志)(〇)<2回目> あるお友達にお薦めしたくて、その前に読み直してみました。やはり良書です。「多重人格」というと「病」のことをイメージしてしまいますが、本書は自分の中にある様々な人格を自覚し、置かれた状況…

JALの現場力(金子寛人)

『JALの現場力』(金子寛人) JALは、あの稲盛和夫さんがJALの再建に携わられることになったときから、ずっと注目している企業です。リストラがあり、再建のための様々な施策が実行され、社員の方々にとっては、辛いことがたくさんあったと思います。…

フロー体験入門(M.チクセントミハイ)

『フロー体験入門』(M.チクセントミハイ) 「フロー状態に入った」「ゾーンに入った」・・。何かに熱中している時、すさまじい集中力を発揮しているとき、このような体験をすることがあります。このフロー状態を体験する人々がどのようにしてそうなるかにつ…

執らわれない心(塩沼亮潤)

『執らわれない心』(塩沼亮潤)<2回目> 塩沼大阿闍梨が2011年の震災直後に執筆された一冊。内容も震災直後の人の心を中心に書かれています。グロービス経営大学院のあすか会議でも何度か講演をお聞きし、懇親会でお話しさせていただく機会がありました。…

僕が「プロ経営者」になれた理由(樋口泰行)

『僕が「プロ経営者」になれた理由』(樋口泰行)(〇) 松下電器産業入社、ハーバード大学経営大学院修了後、ボストンコンサルティンググループ入社、その後、HP、ダイエー、日本マイクロソフトで社長を務められた著者が「変革時代のリーダー」について語…

WORK SHIFT(リンダ・グラットン)

『WORK SHIFT』(リンダ・グラットン)(〇) 昨年のベストセラー『LIFE SHIFT』の著者が2012年に出版した本書。『LIFE SHIFT』が100年時代の生き方について書かれているのに対し、こちらは、100年時代の働き方について焦点が当てられています。テクノロジー…

赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア(白川美也子)

『赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア』(白川美也子) コーチングの幅を少しずつでも広げていくために、心理領域に挑戦中です。本書は、トラウマ支援に関わる人、当事者や家族を対象に書かれています。トラウマ・インフォームド・アプロ―チと呼ばれる手法…

今日から使える心理学(渋谷昌三)

『今日から使える心理学』(渋谷昌三) 本書は、心の解明に役立つ科学的な考え方や研究方法を、身近な例を取り上げながら、授業形式で具体的にわかりやすく説明されています。各テーマの挿絵もわかりやすく、学びのとっかかりとして、入りやすい一冊でした。…

自分を磨く(アンソニー・ロビンズ)

『自分を磨く』(アンソニー・ロビンズ) 世界的カリスマコーチである著者。冒頭の訳者の紹介において、「人生で本当に望むもの」を手にするための心構え、ものの考え方を教えてくれる一冊。信念の磨き方から、人生の優先順位のつけ方、感情に振り回されない…

運命を動かす(アンソニー・ロビンズ)

『運命を動かす』(アンソニー・ロビンズ) 世界No.1カリスマコーチである著者の『AWAKEN THE GIANT WITHIN』の邦訳版。 決断する力の重要性、苦痛と快楽の原則、メタファー=言葉の使い方、一つの質問が人生を支配するなど、「感情」を人生を前進させるガソ…

修身講義録(森信三)

『修身講義録』(森信三)(〇) さすが名著と評判の高い本書。学びも線引きの数も膨大です。昭和12~13年、13~14年まで2年間、師範学校(教師養成機関)の生徒向けの講義録がまとめられています。人を教える立場になる教師のたまごの方々へ、どのような教…

アイスブレイク 出会いの仕掛け人になる(今村光章)

『アイスブレイク 出会いの仕掛け人になる』(今村光章) 研修・セミナーの冒頭で本題に入る前に、参加者の参加意欲を高めたり、受講者同士の関係を作ったりと、いわゆる場を温めるために導入されるアイスブレイク。本書は、出会いを演出するアイスブレイク…

志の見つけ方 話し言葉で読める言志四録(著:佐藤一斎・編訳:長尾剛)

『志の見つけ方 話し言葉で読める言志四録』(著:佐藤一斎・編訳:長尾剛) 幕末に活躍した人々に多大な影響を与えた『言志四録』の口語バージョン。かなり大胆に現代語訳されており、相当読みやすく工夫されています。言志四録は、『言志録』『言志後録』…

日本語が世界を平和にするこれだけの理由(金谷武洋)

『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』(金谷武洋) 「読書のすすめ」のカリスマ店長ご推薦本。カナダで25年間日本語を教えてきた著者が、英語と日本語を比較した本書。①日本語と英語が様々な点で正反対であること、②母語である日本語を日本自身がよく…

夢を叶える~0.1秒で人は変われる!~(尾崎里美・七田厚)

『夢を叶える~0.1秒で人は変われる!~』(尾崎里美・七田厚) お笑いセラピストの尾崎里美さんと、七田式教育の七田厚さんのコラボ企画。自分を好きになり、よりよく生きる、またはよりよく子供を育てようとしている方に向けた対談集です。 (印象に残った…

人材マネジメント論(高橋俊介)

『人材マネジメント論』(高橋俊介)(〇)<3回目> 先日、友人から人事戦略に関する相談を受けたこともあり、「経営戦略における人事戦略」という全体感が把握しやすい本書が気になり、再々読しました。人事戦略が先頭を走るのではなく、事業ビジョン、顧…

幸福論(著:アラン、訳:田中裕子)

『幸福論』(著:アラン、訳:田中裕子) 「この世で最も美しい本」と評され、世界中で愛されている本書。フランスの哲学者アランが、人生、人間関係、感情、仕事などについて買った93のストーリー。岩波文庫版を読んだことがありますが、本書は、さらに読み…

ドラことば 心に響くドラえもん名言集(小学館ドラえもんルーム)

『ドラことば 心に響くドラえもん名言集』(小学館ドラえもんルーム)<2回目> 自宅の本棚で目に留まり立ち読み。さらっと読める内容ですが、コーチングを学んだ今、あらためて「あ~、そっか~」と、言葉に立ち止まることが多く、そのまま読み切ってしま…

自分の才能の見つけ方(本田健)

『自分の才能の見つけ方』(本田健) 才能をどう見つけるか。「ワクワクすることをやったらいいよ」と言われてもそれが何なのか、いろんな角度から才能について切り込んで、どんな人でも才能が見つけられるように工夫されて書かれています。才能の副作用、ダ…