MBA男子の勝手に読書ログ

グロービス経営大学院を卒業したMBA生の書評と雑感。経営に関する基本書、実務書のほか、金融、経済、歴史、人間力、マネジメント力、コミュニケーション力、コーチング、カウンセリング、自己啓発本、ビジネススキル、哲学・思想など、幅広い教養を身につけ、人間性を磨く観点で選書しています。

売れるもマーケ当たるもマーケ(アル・ライズ、ジャック・トラウト)

『売れるもマーケ当たるもマーケ』(アル・ライズ、ジャック・トラウト)(◯)<2回目> 著者の書籍は好きでほとんど読んでいますが、その中でも好きな1冊です。マーケティング22の法則として、マーケティング実務で重要な観点が端的にまとめられていて、…

教養を磨く(田坂広志)

『教養を磨く』(田坂広志)(◯) 心の師と仰ぐ田坂広志先生の最新刊です。本書は、75篇の随想をあえてテーマやジャンルごとに分類せずにまとめられた一冊。これまでに100冊以上の著書を出されていますが、その中に書かれているテーマもあれば、新たに書かれ…

年収443万円(小林美希)

『年収443万円』(小林美希) 著者は、元新聞記者のフリージャーナリスト。本書は、第一部では平均年収で生活する6人、第二部では平均年収以下で生活する5人のインタビューが掲載されています。平均年収でも生活が崩れてしまうという現実がもたらす未来は…

マネジャーの実像(ヘンリー・ミンツバーグ)

『マネジャーの実像』(ヘンリー・ミンツバーグ)(◯) 大判単行本で400ページ超と読むのエネルギーが必要ですが、内容は素晴らしい一冊です。1973年に発行された『マネジャーの仕事』が元になっており、2003年にこのテーマを掘り下げる形で本書が執筆されま…

ポジショニング(アル・ライズ、ジャック・トラウト)

『ポジショニング』(アル・ライズ、ジャック・トラウト)(◯)<2回目> 著者は、フィリップ・コトラーと並ぶ世界屈指のマーケティング戦略家。著者の書籍は実務を踏まえた核心的な内容の書籍揃いで、日本語訳されているものはほぼ読んでいますが、本書は…

堀江貴文2035(堀江貴文)

『堀江貴文2035』(堀江貴文)(◯) 堀江貴文さんが10年後の日本に関する58のトピックスについて、思うところを広く語った一冊です。堀江さんの先を見る目もさることながら、知見の広さには驚くばかりです。これからの10年を考える上で、気づき・学びの多い…

フォーカス(アル・ライズ)

『フォーカス』(アル・ライズ)(◯)<2回目> 原書は1997年。著者は、世界屈指のマーケティング・コンサルタントで表紙でも「全米No.1マーケター」と評されています。著者は多数の書籍を出版されていますが、非常に学びの多い良書ぞろいです。今回、久し…

コトラーのマーケティング戦略がイチからわかる本(現代ビジネス兵法研究会)

『コトラーのマーケティング戦略がイチからわかる本』(現代ビジネス兵法研究会)(◯)<2回目> マーケティングの大家フィリップ・コトラー氏の1,000ページにも及ぶ『マーケティング・マネジメント』をギュッと一冊にまとめたのが本書です。マーケティング…

日本の消費者はどう変わったか(野村総合研究所、松下東子、林裕之)

『日本の消費者はどう変わったか』(野村総合研究所、松下東子、林裕之) 本書は野村総合研究所が2021年夏(コロナ第五波、東京オリンピックの頃)に行った、消費者1万人アンケート調査を取りまとめた一冊。「コロナ禍を経た日本人のリアル」と帯にあるよう…

リデザイン・ワーク(リンダ・グラットン)

『リデザイン・ワーク』(リンダ・グラットン)(◯)<2回目> 『LIFE SHIFT』で有名な著者。今月末の勉強会のテーマにも取り上げており、学び直しで再読しました。100年時代はかつてのような「学び→仕事→引退」というステップではなく、学びの時間が増えて…

一倉定の社長学シリーズ⑩(一倉定)<新・社長の姿勢>

『一倉定の社長学シリーズ⑩』(一倉定)<新・社長の姿勢>(◯) 著者(1918−1999)は、経営指導歴35年、我が国の経営コンサルタントの第一人者で、大中小約5,000社を指導。本書は、著者の社長学シリーズ(10冊)の最終巻「経営の思いがけないコツ」。 こちら…

一倉定の社長学シリーズ⑨(一倉定)<新・社長の姿勢>

『一倉定の社長学シリーズ⑨』(一倉定)<新・社長の姿勢>(◯) 著者(1918−1999)は、経営指導歴35年、我が国の経営コンサルタントの第一人者で、大中小約5,000社を指導。本書は、著者の社長学シリーズ(10冊)の第九弾「新・社長の姿勢」。平成3年の作品…

リスキリングは経営課題(小林祐児)

『リスキリングは経営課題』(小林祐児)(◯) ここ最近の流行ワード「リスキリング」。DX化の推進とともに学び直しなど中高年社会人教育にフォーカスがあたっています。パーソナル総研上席主任研究員の著者が議論のベースとなるデータを提供しながら、学び…

『一倉定の社長学シリーズ⑧』(一倉定)<市場戦略・市場競争>

『一倉定の社長学シリーズ⑧』(一倉定)<市場戦略・市場競争>(◯) 著者(1918−1999)は、経営指導歴35年、我が国の経営コンサルタントの第一人者で、大中小約5,000社を指導。本書は、著者の社長学シリーズ(10冊)の第八弾「市場戦略・市場競争」。昭和60…

EVX EVトランスフォーメーション(リブ・コンサルティング)

『EVX EVトランスフォーメーション』(リブ・コンサルティング) 本書は、中堅・ベンチャーをメインとした経営コンサルティング会社のモビリティインダストリーグループがEVの事業の現在と未来についてまとめた一冊。具体的には、EVシフトが進展している背景…

イシューからはじめよ(安宅和人)

『イシューからはじめよ』(安宅和人)(◯) 圧倒的に生産性が高い人の共通していること、それがこの「イシュー」、つまり「何に答えを出すべきなのか」ということについてブレることなく活動に取り組むこと。本書は、マッキンゼー出身の著者による、考える…

中小企業論(安田武彦他)

『中小企業論』(安田武彦他) 中小企業という大きな括りをどう学べば良いか?という問いに答えてくれる教科書的な一冊です。ライフサイクルに基づき、①中小企業の誕生、②発展・成長、③起業関連携・集積・クラスター、④経営者引退と事業承継・廃業、⑤オーナ…

問い続ける力(石川善樹)

『問い続ける力』(石川善樹) 「◯◯では・・」の「では派」(出羽の守<かみ>)。「◯◯とは・・」の「とは派」。あなたはどちら派?前者は他人の意見を持ってくるタイプ、後者は自分の意見を求め続けるタイプ。本書では、もちろん後者の「◯◯とは・・」と問い…

問いの立て方(宮野公樹)

『問いの立て方』(宮野公樹) 著者は、京都大学学際融合教育研究推進センター准教授。冒頭、「いい問いの立て方」について3つの観点が紹介されています。①「いい」という言葉の意味。「良い」か「善い」か。②「問い」とは何か。問題や質問など調べれば答え…

エミール(下)(ルソー)

『エミール(中)』(ルソー) 著者のルソーは、1712年フランス生まれ。昔社会科の教科書で『社会契約論』とセットで暗記した記憶がありますが、もう一つの代表作が『エミール』。表紙に記載されているように、「ある教師がエミールという平凡な人間を、誕生…

エミール(中)(ルソー)

『エミール(中)』(ルソー) 著者のルソーは、1712年フランス生まれ。昔社会科の教科書で『社会契約論』とセットで暗記した記憶がありますが、もう一つの代表作が『エミール』。表紙に記載されているように、「ある教師がエミールという平凡な人間を、誕生…

脱炭素産業革命(郭四志)

『脱炭素産業革命』(郭四志)(◯) 地球環境を守るためのCO2削減、カーボンニュートラルに向けた取り組みが加速しています。本書は脱炭素の動きを新たな段階の産業革命として現状を捉え、新たな生産様式、生活様式が、エネルギー安全保障や資本主義、市場経…

エミール(上)(ルソー)

『エミール(上)』(ルソー) 著者のルソーは、1712年フランス生まれ。昔社会科の教科書で『社会契約論』とセットで暗記した記憶がありますが、もう一つの代表作が『エミール』。表紙に記載されているように、「ある教師がエミールという平凡な人間を、誕生…

日銀の責任(野口悠紀雄)

『日銀の責任』(野口悠紀雄) 日本の賃金水準が国際的に見ても低くなり、日本企業の生産性が低下の一途を辿っていく中、物価高騰と円安で日本と海外の賃金格差はさらに開くこととなった現在。本書はなぜこのような状況になったのか、ここから脱出するために…

冒険の書(孫泰蔵)

『冒険の書』(孫泰蔵) 本書は、サブタイトルに「AI時代のアンラーニング」とあるように、今の時代の学び方の書です。ただ、新しい何かを提示するというよりは、そのヒントを古典的名著に求めにいっています。本書では、その古典のエッセンスをわかりやすく…

22世紀の民主主義(成田悠輔)

『22世紀の民主主義』(成田悠輔)(◯) 著者は夜は米国イェール大学助教授、昼は日本で半熟仮想株式会社代表。東大卒業時は最優等卒論に与えられる大内兵衛賞受賞、MIT博士号取得。スタンフォード大学客員教授、東大招聘研究員、経済産業研究所客員研究員な…

日本企業の勝算(デービッド・アトキンソン)

『日本企業の勝算』(デービッド・アトキンソン) 著者はイギリス生まれで日本に30年以上居住する経営者。元ゴールドマンサックス社の金融調査室長でもあります。 著者のこれまでの書籍を読んできた中で、指摘されているのは日本の生産性の低さの原因は中小…

日本人の勝算(デービッド・アトキンソン)

『日本人の勝算』(デービッド・アトキンソン) 著者は、英国生まれで日本在住30年以上。元ゴールドマンサックスの金融調査室長で、現在は小西美術工藝社社長。日本の生産性に着目した著書が多数です。本書は、現在日本で起きているパラダイムシフトの原因、…

物価とは何か(渡辺努)

『物価とは何か』(渡辺努) 『世界インフレの謎』がベストセラーになっている著者の2022年の著書です。「物価が上がっている」というニュースをよく耳にしますが、そもそも物価ってどうやって決まっているの?何が物価を動かし、物価は制御できるのか?経済…

国運の分岐点(デービッド・アトキンソン)

『国運の分岐点』(デービッド・アトキンソン)(◯) 著者は、元ゴールドマン・サックス金融調査室長。英国人ですが日本に30年以上住まれていて、小西美術工藝社の社長でもあります。本書は、日本の新しいグランドデザインを提唱する内容で、少子高齢化が加…